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休息も兼ねて

金のフライパンを求め金を確保したアレイシャ達。

エイルの知り合いの鍛冶屋に金のフライパンを作ってもらうべくその国を訪れる。

完成には数日かかる事が予想されるため、休息も兼ねる事にした。

まずは鍛冶屋に会いに行く事に。


「失礼するわよ」

「おや、いらっしゃいませ、エイルさんが珍しいですね」

「少し頼みがあってね、金のフライパンを作って欲しいの」

「お金と材料の金はあります」


とりあえずその金を見せる。

フライパンを作るのには足りるのだろうか。


「ふむ、これなら足りますが、なんでまた金のフライパンを?」

「少し事情があるのよ」

「それで作ってもらえるかしら」

「どうでしょうか」


その反応は上々の様子。

作るのは構わないそうで、今は仕事も空いているのですぐに作れるらしい。


とりあえず金を渡して依頼をする。

お金を払うのは完成してからでいいという。


もし失敗したらお金は結構だそうだ。

尤も失敗するつもりはないらしいが。


「なら頼むわ、何日必要かしら」

「そうですね、三日程度で作りますよ、そのときにまた来てください」

「分かりました、では連絡は宿にお願いします、これが宿泊先です」

「ではお願いしますね」


そうして材料を渡して金のフライパンのオーダーは受けてもらえた。

あとは完成を待つのみである。


完成を待つまでは時間も空くので、休息も兼ねて観光をする事に。

この国はチョコレートやソーセージなどが名産品らしい。


あとはビールも有名だそうで、特にエールが有名らしい。

時間もあるため、少し食べ歩く事にした。


「この国って昼間からお酒飲んでていいの?」

「そういう国柄なのよ、仕事はしてるんだけど」

「ですがエールは美味しいですね、ラガーよりもエールが好みです」

「ヒルデって本当にお酒をよく飲むわよね、体は平気なのかしら」


ヒルデはこれでも酒豪である。

それこそ飲み比べで今までに多くの相手を負かしているらしい。


アレイシャも屋敷にいた頃に酒瓶をたくさん空にしている姿を見ている。

下手な酒飲みなど軽く負かしてしまう程度には酒には強いのである。


「ヒルデってなんていうか、胃袋が強いわよね、辛いものが好きなんでしょ?」

「ええ、屋敷でもよく辛いものをお酒の肴にしてたわよ」

「私もお酒は飲むんだけど、辛口のお酒は苦手なのよね」

「エイルさんは辛口のお酒は駄目なんですか?なんか意外ですね」


そこは個人の好みではある。

とはいえエイルが辛口の酒が苦手なのもなんか意外ではある。


この国の出身らしいので、メインのお酒がエールだったからなのか。

ただ食べる方ではヒルデの酒豪っぷりに負けない大食いではあるが。


「なんか食の好みが出ていますね」

「ヒルデは酒豪で辛党、エイルは大食いで甘党、見事なものね」

「ですがそれも国柄や職業なんかが関係してそうですね」

「ヒルデは元傭兵だからお酒とかよく飲んでたって事なのかしら」


そんな事情も感じつつエールを飲むヒルデとエイル。

その一方でアナスティアやセクネスはザッハトルテを食べていた。


アナスティアもお酒は好きだが、節度は守るらしい。

あとアナスティアの好みはビールなどではなく蜂蜜酒らしい。


一方でセクネスは果実酒などを好む。

辛口の酒はどうにも口に合わないそうだ。


「お酒も甘い方がいいわ、辛口のお酒のよさってよく分からないのよね」

「セクネスとアナスティアは昔から甘いものが好きだったわよね」

「お酒も甘いのが好きなんですよ、アナスティアは蜂蜜酒、私は果実酒が好みで」

「好みってあるんですね、私はお酒そのものを飲まないので」


フィセアは酒そのものを飲まない。

それは人魚という種族だからなのか。


なんにしても時間を潰すために食べ歩きや観光をする時間は取れた。

この国の美味しいものを食べ歩く事にしたようだ。


「ヒルデ、どんだけ飲むのよ」

「これでもセーブしているのですよ」

「恐ろしい人ですね」

「どれだけの酒豪なのやら」


そうして時間を潰していく事に。

酒池肉林な性格なのはヒルデの職業柄なのか。


お酒の好みも多様なものである。

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