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遺跡の中へ

皇帝からエンブレムをもらい一夜を明かした。

そしてアレイシャ達はその遺跡へと向かう。

遺跡には何があるのか、そこに何が待つのか。

長期戦を覚悟しつつ遺跡へと飛ぶ。


「ここがその遺跡のある場所ね」

「谷底に飛行船は下ろせないから谷の上に下りてそこから下降ね」

「分かったわ、それじゃお願い」

「長期戦を覚悟せねばなりませんか、ふぅ」


そうして遺跡の入口近くの谷の上に飛行船を下ろす。

あとは崖下に下降して遺跡へと向かう。


「ここみたいね、失礼、通してもらえるかしら」

「ここは今は…それは皇帝のエンブレム!?失礼しました!中へどうぞ!」

「本当に効果てきめんね」

「では参りましょう」


そうして遺跡の中へと足を踏み入れる。

周囲の調査隊に話を聞き、入口の場所を聞く。


そして遺跡の中へと進んでいく。

最初は入口近くで明るいが、徐々に光がなくなっていく。


「第三層までは進んでるのよね?」

「皇帝はそう言っていたわよね」

「ならまずはその第三層を目指しましょ」

「ですね、そこから先は進めるのなら行けばいいかと」


遺跡を少しずつ進んでいく。

とはいえ一つのフロアも意外と馬鹿にならない広さだ。


中には調査隊が魔物と戦いつつ調査をしている。

入り口は幸いにもそんなに強い魔物は出ない。


本来陽の光が苦手な魔物が陽の光も届く一層から出てくる。

それはこの遺跡になにかがある事を臭わせていた。


「そんなに強くはないけど、はっ!魔物も結構出てくるわね」

「そうね、それも高等な種族の魔物が多いわ」

「少なくともここには何かがあるのは確定でしょうね」

「長期戦になると辛いかもしれませんね」


それでも先へと進んでいく。

一層の奥へと進むとそこには下へと続く階段があった。


アレイシャ達はその階段を下りて先へと進む。

その先にあったのは開けた場所。


そして二層でも魔物の群れがその姿を見せる。

それでも先に進むべく臨戦態勢に入る。


調査隊はどうやら魔除けの道具を使っているのか狙われていない。

アレイシャ達は魔物の群れの中へと飛び込む。


「この数を相手にするとか、まるで殺陣ね!」

「ですね、ですが面白いではないですか」

「ヒルデ、余裕ね!私も燃えちゃうわよ!」

「エイルもやるじゃない!負けていられないわね!」


次々に襲い来る魔物達に丁寧に攻撃を回避しつつ攻撃を叩き込んでいく。

その姿はまさに殺陣であり、このメンツの実力の高さを窺わせる。


特にヒルデとエイルは別格で面白いように魔物を倒していく。

アレイシャとエロイーズも負けてられるかと言わんばかりに対抗する。


セクネスとゼスフィも負けずと攻撃を流しつつ相手を確実に仕留めていく。

アナスティアは上手く魔法を放ちそれを援護していた。


そうしてなんとか魔物を処理しきったので奥へと向かう。

そしてそこにはやはり下へと続く階段があった。


アレイシャ達は今の限界と思われる三層へと足を踏み入れる。

そしてやはり三層でも魔物達が襲いかかる。


「相変わらずの数ね!」

「文句を言わずに戦いますよ」

「やれやれよね」

「流石にしんどいわね」


そうして戦っていると遠くにスケルトンらしき魔物が増えているのを確認する。

エロイーズがそのスケルトンらしき魔物の首に鍵がかかっているのを確認した。


「あのスケルトン鍵を持ってる…でも市販品の鍵…なんで…まさか!」

「どうやら知能はあるようですね、あれを倒さないと増援を呼ばれます」

「でも距離が…なら私が走るわ!そっちは任せるわよ!」

「エイル!やられたら許しませんよ!」


そうしてエイルが魔物の群れを突っ切りスケルトンを撃破する。

アレイシャ達もなんとか魔物を全部処理し切る。


「ここが調査隊の…」

「行き止まりね、階段はあるけど見えない壁があるわ」

「…はあっ!」

「壁が壊れた…アレイシャがやったのね、それなら進んでみましょう」


アレイシャが壊した見えない壁。

恐らく何かしらの仕掛けなのか。


ここから先は未知の世界になる。

最下層に何が待つのか、魔物との戦いが本格化する。


最下層を目指し遺跡をさらに下へと進んでいくのだった。

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