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風船と風見鶏

作者: 男爵芋

ある日、風船と風見鶏が久しぶりに会いました。

「こんにちは、風見鶏さん。風見鶏さんはいつも同じ所に居るのですね」


「こんにちは、風船さん。風船さんはいつも風に流されてますね」

風船と風見鶏は仲が悪く会うと喧嘩をします。


「風船は素早く風に乗って、いつも風の先頭に居るのです。風見鶏さんは風に取り残されています。」


「風見鶏は風に逆らわないが流されない。風向きが急に変わっても素早く向きを変えられます。今日、風船さんと出会ったという事は、やっと風船さんが風見鶏に追い着いたという事です」


「風船は先に進みます。さようなら風見鶏さん」


「さようなら風船さん。また会いましょう」





地面に転がる石塊(いしくれ)

「風船と風見鶏は高い所から風に乗らないものや異なる方向を向いているものを見下すから嫌いだ。それに、風向きが変わると言う事も変わり、前に言ってた事も忘れる」



分かり難いと思うので例を書きます。


【例】

戦前、マスコミは政治家は腐敗しているから官僚(軍も含む)に任せれば良いと言って政治家の力を弱めた。

また、戦争も煽っていたのに日本が敗戦すると全てを軍の責任にした。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「風船」と「風見鶏」という喩えが秀逸でした! よく考えられたモチーフですごいです。 [一言] 「作者(男爵芋先生)」が「地面に転がる石塊」だということは、『風には左右されない』ということの…
2016/12/10 00:04 退会済み
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