みぃつけた
みぃつけた
街路樹の根元に小さなタンポポ
みぃつけた
食堂の裏手でご飯を待つ野良猫たち
みぃつけた
雨が降り出して咲く色とりどりの傘
みぃつけた
弟の手を引く優しいお兄ちゃんの顔
みんな少しずつ歩いて少しずつ前に進んでいく
私達も少しずつここまで来た
今だから見える景色がある
アナタとだから見えている景色がある
言葉ひとつで笑顔になれて
抱き締める度に強さを貰い
隣にいることが当たり前で
アナタの温もりを感じていた
一緒に歩んできたこの年月
当たり前だと思っていたその笑顔
いつも腕の中にあったその温もり
今ふと振り返ってみる
アナタがいるから頑張れた
アナタの笑顔が見たかった
私という人間は
アナタをみつけたから今がある
ほら
今また新しいことを
みぃつけた