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09~12 「窓」
9「窓」
あなたの姿が隣の窓に映るたび、
私はその姿を見つめてしまう。
この視線に、あなたはいつ、
気づいてくれるのだろう。
10「しっぽ」
ポニーテールが揺れる。
まるで、僕を誘惑するかのように。
ポニーテールが揺れる。
まるで、僕に掴まえて、と言うように。
もしも、そのしっぽを掴んだら、
君は僕に、振り向いてくれるかな。
11「わたぐも」
あなたとの初めては、
いつも私をドキドキさせてくれます。
あなたといるときは、
いつも私はドキドキします。
だけど、なぜか心がわたぐものように、
ふわふわするのです。
12「君は」
青空のように、君の瞳は澄んでいる。
雪のように、君の心は真っ白だ。
海のように、君は包んでくれる。
ガラスのように、君は透き通っている。
僕は、そんな君が大好きだよ。