恋愛詩篇

01～04 「春夏秋冬」

1「春夏秋冬」

春、君と出会った

まだ、桜が蕾(つぼみ)だった頃

夏、君と笑った

太陽の下で

秋、君と喧嘩した

些細(ささい)なことで

最後の葉が枯れ落ちた時

君と別れた

2「イニシャルリング」

大好きだった

あの人がくれた指輪

イニシャルリングだった

別れた今でも、見つめている

捨てたいのに、手放せない

忘れたいのに、消えてくれない

大好きだった

あの人がくれた指輪

イニシャルリングは、もうない

3「後ろの席」

席を替えて数日

あなたが気になった

それから数日

あなたに話しかけられた

それから数日

あなたの目は、あの子を追っていた

それから数日

あなたはあの子の側に居た

それから数日

私は席を替えた

4「小さなしあわせ」

君が笑ってくれた

君が喜んでくれた

君が　ありがとう　って、言ってくれた

それだけで僕は

嬉しくて、たまらないよ