第3話
パソコンばんざい!
ギラン達は、神殿内に突入後、内部にいた正規兵との戦闘に思ったより、時間をとられていた。
さすがに大陸最強をうたう神殿警備兵は、突入の状況を判断するや、中庭での戦闘をすぐに捨て、自分たちの地の利をいかす、神殿内部での戦いに切り替えていた。
集団としての規律のとれた攻撃に、個々の力を主とする傭兵団。
ましてや、今回の責任者であるギランいわく「好きにやっちゃって~」の言葉通り、傭兵たちは、めいめい自分勝手に好きな武器を抱え、これぞと思った相手と戦っていた。
それに引き替え警備兵たちは、お互い小さなグループに分かれ、また、そのグループ同士で戦闘を補いあっていた。
しかし、やがてそれも、数でおされ、力でおされ、どんどん数をへらしていく。
「も~、あんたら、しつこいよ。しつこい男は嫌われるよ!」
「もう動けないんだから、おとなしく、そこどきなよ~。」
ギランがため息をつきつつ、祭祀場への扉を死守する、わずか5,6名の神殿兵に、あきれたように言いはなった。
隊長とおぼしき男と、その部下達は、もはや満身創痍の状態であったが、扉を半円状に囲みギランたちの侵入を、かろうじてとどめていた。
その目には主神ヤーナを奉る神殿に対しての暴挙への深い憎悪と、中にいる神官達を守る!という、その気迫があふれている。
「神官様たちをどうなさる気だ!」
そう問いかける隊長と思しき男に、ギランは、
「ん、殺すよ。」と、今日の天気を答える気楽さで即答した。
「なっ!もはや神官様方には身を守る術はない。まして神官候補生の目の前で、何の理由があり、このような暴挙を・・・!!」
そう男が言いかけた時、ふらりと、その懐に飛び込んだギランによって、隊長の喉はかききられていた。
ぴ~っと、吹き出す血の、細い笛のような音を聞きつつ、こと切れゆく相手に一顧だにせず返す刃で、残りの人間も次々と手をかけていく。
「え~、みんな殺すに決まってんじゃん。殺すっていったよね。」
と斃れた人間達を足で蹴飛ばし、どかしながら答えると、
「やっぱ、俺が遊んでないで、早くやっちゃった方がよかったかなあ。」
「おやつの時間にまにあわないかも~」
と、がっくりと肩を落とした。
そして、きっ!と扉をにらみつけると、思い切りそれを開いた。
ふふっ。投稿できるって素晴らしい。
ブルーレイも買って、使い方が・・・。そのままテレビ台になって、一度も使わないうち、リモコンも紛失!(とおい目・・・)
そんなおバカな私でもパソコンなら大丈夫!