2130年代の世界
1. 地球上の政治・経済秩序
TOTO(環海洋条約機構)
太平洋・インド洋・南大西洋沿岸を包括する「環海洋文明圏」。
本部は名古屋、国際調停裁判所はメルボルン、国際警察機構はスラバヤ。
加盟国は日本・豪州・ASEAN諸国・インド・東アフリカ・中東・南アフリカなど。
欧州西岸(スペイン・ポルトガル・フランス西部・英国)や西アフリカ諸国とも細々と交
易関係を持つ。
非TOTO圏
大西洋北岸・中南米・ユーラシア西部の多くは依然として荒廃。
スイスなど一部の「小規模独立圏」が鎖国的に生き残る。
TOTOが直接介入はせず、交易や支援を通じて緩やかに取り込む方針。
2. 宇宙開発とTOSA
TOSA(環海洋宇宙機構)
TPTOのTPSAを母体に、TOTO改組時に成立した唯一の国際宇宙機関。
本部はトラック島宇宙港。補助拠点は嘉手納(往還機運用・防衛)、セイロン島(インド
洋宇宙拠点)。
日本が資金・技術・運営の中心、豪州が安全保障、ASEAN諸国が人材・産業基盤を提
供。
世界にはNASAもESAも存在しないため、宇宙開発はTOSAの独占事業。
3. 宇宙インフラ
軌道エレベータ
トラック島、セイロン島の2基が完全稼働。
地球と宇宙を結ぶ「双子の回廊」として、地球圏経済の基盤。
宇宙太陽光発電所
複数基が実用化し、TOTO圏の電力の大半を供給。
コロニー
2060年代:低軌道実験コロニー
2070〜80年代:第2世代「居住試験コロニー」
2090〜2100年代:第3世代「L5拠点」建設開始
2120年代:みずほ型コロニー完成(アクアポニックス型農業で自給)。
2130年代には 宇宙人口は数千万人規模 に拡大。
4. 宇宙農業と生活圏
みずほ型コロニー
稲・大豆・野菜・藻類・淡水魚を循環的に育成するシステムが安定。
「米・味噌・醤油・漬物・魚」という日本型食文化が宇宙標準食に。
第3世代コロニー(L5)
居住・産業・小惑星開発の拠点。
宇宙採掘資源が地球とコロニー双方に還流し、宇宙=経済の最前線 となる。
5. 大西洋問題と議論
2130年代、TOTO内部で「大西洋に宇宙基地を作るか」議論が始まる。
賛成派:「欧州・西アフリカを本格的に復興・取り込み、治安不安を消すべき」
慎重派:「大西洋に深入りするより宇宙定住に集中すべき」
最終的に「大西洋=治安維持・補給拠点」として小規模建設に留める案が優勢。
併せて「アマゾン河口宇宙基地」を作り赤道一周インフラを完成させるか、宇宙だけに軸
足を移すかの議論も継続。
6. 世界観の全体像
TOTO=地球の安定装置
TOSA=人類の未来を切り拓く唯一の宇宙開発機関
2130年代=地球文明から宇宙文明へ移行する世紀の転換点
要約すると:
2130年代は「地球の荒廃地域をどう扱うか」と「宇宙定住にどこまで集中するか」が
TOTOの最大の課題。
一方で、宇宙コロニー社会が数千万規模に達し、地球より宇宙が繁栄の象徴となる時代
です。




