2030年代の世界
1. 太平洋圏(TPTO)
• 中心勢力:日本・豪州・東南アジア・一部の南米太平洋側諸国。
• 特徴:
• 宇宙太陽光発電(SSPS)の安定稼働により、エネルギー自給圏を確立。
• 世界の貿易航路(喜望峰・マゼラン海峡)を完全掌握し、海運・通信・宇宙を独占。
• 宇宙インフラはTPSAが支配、SSPSや偵察衛星網が稼働。
• 第一世代スペースコロニー(POC-1)が軌道上に建設され、宇宙資源開発の拠点とな
る。
• 技術水準は世界で唯一高度に安定。
2030年代のTPTOは「事実上の地球文明の中心」。
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2. 欧州
• 西欧:
• 第三次世界大戦での荒廃から部分的に回復したが、工業基盤は弱体化。
• スエズ運河喪失により、アジアとの貿易は喜望峰経由のみ。
• 高コスト輸送のため、太平洋圏との経済格差は拡大。
• EUに相当する枠組みは消滅、都市国家連合や地域連合レベルでの協力関係に留まる。
• 東欧・バルト:
• ソ連時代の核戦争被害が深刻で、人口減少と荒廃が続く。
• ロシア系・スラブ系武装集団が割拠する無秩序地域。
欧州は「一応の文明圏」だが、太平洋圏の後背地に過ぎない存在へ。
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3. ソ連崩壊後のハートランド
• 1980年代の無理な火星開発と経済破綻でソ連は完全崩壊。
• 2030年代の旧ソ連領は:
• 中央アジア:部族連合と軍閥が抗争。
• シベリア:人口流出が続き、資源掘削はほぼ停止。
• 西ロシア:放射能汚染で都市機能が維持できず、散発的な都市国家のみ。
• TPTOは直接支配はしないが、宇宙から監視・間接的に分断統治している。
ハートランドは**「永久に統一を許さない荒廃地帯」**
。
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4. 米国
• 東部・中西部:
• 2001年以降の「北米戦争」で荒廃し、2010年代以降は内戦が常態化。
• 2030年代は複数の小国家・武装宗教勢力・カルト集団が入り乱れる状態。
• 自爆テロ・市街戦・麻薬・飢餓が常態化し、「西側文明の残骸」と化す。
• 西部(太平洋側):
• PSA(太平洋州同盟)がTPTOの支援下で存続。
• ロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトルなどは太平洋圏の一部として繁栄を維持。
• ただし内陸部からの難民・武装集団の流入に悩まされる。
アメリカは「沿岸部は生き残り、内陸は無政府状態」。
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5. 中東・アフリカ
• 中東:
• スエズ運河破壊・紅海封鎖により世界貿易から孤立。
• 石油依存のまま衰退し、武装勢力と軍閥が割拠。
• 核戦争の傷跡が深く、かつての産油国の多くが不安定国家化。
• アフリカ:
• 東アフリカ沿岸が喜望峰航路の中継地として繁栄。
• 内陸部は依然として軍閥・飢饉・疫病に悩まされる。
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6. 南米
• 太平洋側:TPTOの海運圏に組み込まれ、鉱物輸出で発
展。
• 大西洋側:
• 喜望峰回りの長距離航路に依存 → 経済的には停滞。
• 欧州との結びつきはあるが、太平洋圏に比べて弱い。
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7. 宇宙開発(TPSA)
• SSPS(宇宙太陽光発電所):3基稼働、太平洋圏の電力を支配。
• 第一世代スペースコロニー(POC-1):2030年代半ばに完成。
• 人口1000〜2000人。
• 主に資源加工・SSPS維持拠点。
• 月面前哨基地:小規模ながら稼働開始、資源調査・氷の利用実験を実施。
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8. 文明の構造
• 太平洋圏(TPTO):繁栄と高度文明の中心。
• 欧州・大西洋側:後背地化、低成長。
• 米国中部・東部、ハートランド、中東:内戦・荒廃の地。
• 宇宙:人類の新しいフロンティア、資源供給と軍事拠点化が進展。
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まとめ
2030年代の世界は、
• 太平洋圏が完全な世界の中心となり、
• 欧州は停滞、米国は分裂、ハートランドは荒廃、
• 宇宙は人類の新天地として本格的に利用開始。




