1970〜2001年 トラック宇宙基地小史
1970年代:調査と布石
• 1970年代前半、嘉手納宇宙基地の稼働が始まると同時に「次世代拠点」の必要性が議論
される。
• トラック環礁は戦前からの軍事要塞であり、第三次世界大戦でも核攻撃を免れて自然環
境が残存。
• 環礁内の穏やかな海と広大な面積は、巨大フロート建設に理想的と判定される。
• 当初は「漁業・海運中継基地」としての再開発が名目であったが、実際には宇宙開発利
用が視野に入っていた。
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1980年代:建設開始
• 1980年代初頭、JAA(日豪同盟)は正式に「第二宇宙拠点」としてトラック建設を決
定。
• 環礁内にメガフロート方式で人工島を造成、滑走路・ロケット発射台・燃料プラントを
整備。
• グアムやハワイが壊滅した後、太平洋の中心拠点として軍港機能も兼ね備えた。
• この時点で、嘉手納=研究・軍事、トラック=物資打ち上げ・長期開発、という分担が
確立する。
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1990年代:一部稼働と宇宙送電実験
• 1990年代前半、ロケット打ち上げが始まり「環太平洋の宇宙港」として地位を確立。
• 東南アジア・豪州の通信衛星も打ち上げ、民間利用も進展。
• 往還機の発着試験が開始され、宇宙太陽光発電所(SPS)の建設支援を担う。
• 基地周辺には受電アンテナが設置され、数kW〜数MW規模でのマイクロ波送電実験が始
まる。
• これにより、トラックは「宇宙エネルギー開発の試験場」としても注目を浴びる。
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2001年9月11日:同時多発テロと「トラック事件」
• 米国残党と結びついた過激派組織が、TPTOの象徴的拠点を同時攻撃。
• シドニー世界貿易センタービル
• 横浜市日吉のTPTO軍総司令部
• 日本首相官邸
• 豪州首相公邸
破壊を狙った。
• さらに小規模武装部隊が、トラック宇宙基地へ奇襲侵入。燃料施設とマスドライバーの
マイクロ波送電の転用
• 警備隊が交戦するも内部侵入を許し、危機的状況に。
• 実験中だった宇宙太陽光発電のマイクロ波送電装置を「緊急転用」する決断が下され
る。
• 実験衛星から高出力ビームを侵入者一帯に照射。
• 武器・爆発物は無力化され、テロリストは数分で行動不能となり、全滅した。
影響
• 軍事的意義:マイクロ波兵器の実用化が事実上証明される。
• 政治的効果:日本は「正当防衛」を主張、豪州は慎重姿勢を示すが批判は国際的に皆
無。
• 心理的効果:「トラック=絶対防衛圏」と認識され、以後攻撃対象から外れる。
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総括:トラックの位置づけ
• 嘉手納が「核とロケットの軍事拠点」であるのに対し、
• トラックは「エネルギーと防衛技術の象徴」として確立された。
• 2001年の事件は、平和利用技術が「安全保障の要」に転化した象徴的瞬間であり、
TPTOの覇権を揺るぎないものにした。




