新生OSTO軍(Post-Takamanohara Armed Forces of OSTO)
1. 創設の背景
• **高天原戦争(2270年代)**により、人類は自らの分裂と武力衝突の恐ろしさを痛感。
• 各コロニー・火星・地球国家が独自に重武装軍を持つことは危険であると全会一致で確
認。
• 戦後復興と同時に「すべての軍事力をOSTOに統合」することが決定。
• 各自治政府は治安維持部隊のみを保持し、宇宙規模の唯一の軍事組織=OSTO軍が誕生
した。
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2. 基本理念
• 人類存続の守護者
• 対人戦争ではなく、人類全体を脅かす危機への対応を第一任務とする。
• 人類にではなく、OSTOとその議会に忠誠を誓う
• 理念を抽象化しすぎることの危険を避け、「人類代表機関への従属」で統制を確立。
• “戦わない軍”としての自覚
• 戦争遂行能力よりも、災害救助・迎撃・治安回復能力を重視。
• 兵士は「戦士」より「守護者・技術者」として育成。
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3. 任務
1. 宇宙環境リスクへの即応
• 隕石迎撃・彗星軌道修正
• コロニー事故対応・爆発防止作業
• 太陽フレア・放射線嵐に対する避難誘導
2. 大規模災害救援
• 火山噴火・地震・隕石落下後の地球救援
• コロニー内暴動・大規模火災の鎮圧
3. 宇宙治安維持
• 武装蜂起やテロリズムの鎮圧
• 宇宙航路の安全確保、宇宙海賊対策
4. 外縁部活動支援
• OSTO外縁部(ユーラシア内陸・アフリカ中部など)の復興活動支援
• 暴徒化した残存集団の鎮圧
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4. 組織編制
• 統合参謀本部(名古屋・OSTO本部直轄)
• 戦略指令を議会から受ける唯一の指揮中枢。
• 四大機能部隊
1. 宇宙艦隊群
• 巡視艦・迎撃艦を中心に構成。
• 大艦隊戦力は削減され、機動性と即応力を重視。
2. 宇宙保安部隊
• コロニー・火星での治安維持、暴動鎮圧。
• 非殺傷兵器を主装備とする。
3. 工兵・救援部隊
• 災害対応の主力。
• 宇宙構造物修復・環境封鎖・医療支援を担う。
4. 迎撃防衛隊
• マスドライバー衛星網・レーザー偏向システムを管轄。
• 隕石・小惑星迎撃が主任務。
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5. 軍人の位置づけ
• 宣誓
• 「我は人類の存続を第一とし、その代表たるOSTO議会に忠誠を誓う」
• 教育
• 伝統的な軍事訓練に加え、工学・医療・環境制御などの専門教育を必修。
• 軍人は「万能型の危機対処要員」として育成される。
• 市民からの評価
• 「軍」というより「宇宙消防隊」「人類救難隊」として親しまれる。
• ただしその戦闘力は十分に残されており、武力鎮圧にも投入可能。
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6. 歴史的評価
• 歴史家の言葉:
「新生OSTO軍は、人類史上最初に“敵国の存在を前提としない軍”であった。
それは軍という名を持ちながら、実態は災害救援と人類秩序維持の機関であった。
だがその名が示す通り、人類は二度と武力を必要としないと信じながらも、なお軍という
形を残すことをやめられなかったのである。」
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結論:
新生OSTO軍は「戦う軍」から「守る軍」へと進化し、人類統合と戦争の終焉を象徴する
組織として成立しました。
ただし、名前と最低限の武力は残されたため、後世には「軍なのに軍でない」という特
異な存在として語られることになります。




