2327年:高天原の最後の切り札「地獄の槌(ハンマー・オブ・ヘル)」
1. 背景
• 2326年末時点:
• 高天原は完全包囲。
• 火星独立派は飢餓で離反が進み、崩壊寸前。
• 高天原市民は餓死者が日ごとに増加。
• もはや通常戦力では勝ち目がなくなった保安警察政権は、**「最後に地球を道連れにす
る」**決断を下す。
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2. 切り札の正体
• 名称:「地獄の槌」
• 正体:
• 小惑星帯で密かに改造された小天体を、質量投射兵器として地球に落とす計画。
• 直径数百メートル級の岩塊に推進機を取り付け、長期間かけて軌道を調整。
• 狙いは「地球文明の壊滅」ではなく、OSTO主要都市を直撃して講和に持ち込むこと。
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3. 作戦の発動(2327年春)
• 高天原宇宙軍は包囲網の隙を突き、最後の突撃部隊を出撃。
• 小惑星を護衛する形で地球に接近させる。
• 目標は 名古屋(OSTO本部)、および ジブラルタル基地。
• プロパガンダ放送:
「高天原は滅びるとも、地球を道連れにする。OSTOよ、我らと共に死ね!」
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4. OSTOの迎撃戦
• 事態を察知したOSTOは、史上最大規模の迎撃作戦を発動。
• 名古屋本部の「アテナ計算機」が数百万通りの軌道計算を実行。
• 2327年6月、**「地球軌道上最大の迎撃戦」**が展開:
• 宇宙艦隊によるレーザー照射。
• レールガン弾幕。
• 無人突撃艇による体当たり攻撃。
• 最終的に小惑星は分裂破壊されるも、その破片の一部が大気圏に突入。
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5. 結果
• 名古屋は奇跡的に無事。
• だが破片のひとつがアフリカ中部コンゴ盆地に落下し、広島型原爆の数千倍に相当する
爆発。
• 現地は壊滅、数百万人規模の死者・難民が発生。
• この惨劇は「第二の大破局」として人類史に刻まれる。
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6. 高天原の末路
• 「地獄の槌」失敗後、OSTOは怒り狂い、総攻撃を決定。
• 包囲下の高天原は物資も尽き、内部で反乱が発生。
• 一部の保安警察幹部は自決、残党は降伏。
• 2327年冬、高天原は陥落。
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7. 歴史的評価
• 「地獄の槌事件」は、
• 高天原の狂気の最期
• OSTOの迎撃技術の粋
• そしてアフリカ中部の大惨禍
として記憶される。
• 戦争史家はこう記す:
「この瞬間、高天原は人類史上最初に、そして最後に、全人類を道連れにしようとした
国家となった。」




