高天原戦争・地球戦線(2319〜2320年)
1. 背景
高天原の隕石攻撃(2318年)により、日本・オーストラリアが壊滅的被害を受けた。
その衝撃は地球各地にも波及し、特に荒廃地帯にくすぶっていた反OSTO勢力を刺激し
た。
者が増加。
「高天原こそ、抑圧から解放する力を持つ救世主」と喧伝され、地下ネットワークで同調
2. 大西洋世界の状況
ヨーロッパ西岸(イベリア半島)
スペイン・ポルトガルは辛うじて自給自足体制で生き残り。
OSTO建設のジブラルタル宇宙基地に依存する形で復興していた。
しかし一部の若者や農民が「高天原こそ真の独立の旗手」として蜂起に呼応。
南米東岸(ブラジル・ガイアナ周辺)
サンアントニオ・デ・パレ宇宙基地を中心に秩序が回復しつつあった。
だが内陸部の貧困層・失業層が「地球の富を吸い上げるOSTO」に反発し、高天原派のゲ
リラを支持。
北米東岸
ワシントンやニューヨークの廃墟地帯に潜伏していた残党勢力が呼応。
OSTOの再開発政策に不満を持つ者が、武装蜂起へ。
3. 武装蜂起(2319年末)
高天原臨時政府は密かに支援部隊を派遣。
2319年11月、同時多発的に反OSTO蜂起が勃発:
イベリアの農村で武装民兵がジブラルタル補給路を襲撃。
ブラジル内陸で「高天原自由解放戦線」が蜂起し、サンアントニオ基地を包囲。
北米廃墟地帯では「ニューヨーク蜂起」と呼ばれる市街戦が発生。
4. OSTOの反応(2320年)
OSTO議会は「大西洋方面の蜂起は高天原による扇動」と断定。
ジブラルタル・フロリダ両宇宙基地から大規模鎮圧軍を展開。
イベリア・南米・北米で同時作戦を行い、一年以内に蜂起を鎮圧。
ただし:
鎮圧の過程で甚大な犠牲が発生。
とくに南米内陸では数十万規模の住民が戦火に巻き込まれ、「パレ虐殺」と呼ばれる事件
が発生。
これにより「OSTOもまた無慈悲な大国主義」との批判が一部に高まる。
5. 高天原派の敗北と余波
地球での蜂起は最終的に失敗。
だが「抑圧に反抗するシンボル」として高天原の威信は一時的に高まった。
一方でOSTO内部では「なぜこんな大規模な蜂起を許したのか」という批判が噴出し、政
治的亀裂が拡大。
6. 歴史的評価
後世にはこの大西洋蜂起を「第二の火種」と呼ぶ。
戦略的には敗北したが、戦争を単なる宇宙戦争から「地球全域を巻き込む大戦争」に拡大
歴史家は「この時点で高天原は地球の社会的亀裂を軍事資源として利用した」と評価す
させた。
る。




