L1〜L3群の開発史(2230〜2260年代)
■ 2230年代:開発構想期
2231年
宇宙住民議会(高天原政府)が「L1〜L3開発計画」を正式決議。
・L1はOSTO直轄の科学特区。
・L2・L3は宇宙住民主体の居住コロニー。
2235年
先行調査隊がL1〜L3に進出、軌道の安定性と建設資源の輸送ルートを検証。
→ 特にL3は安定性に難があると指摘されるが、食料供給拠点として必須と判断。
■ 2240年代:L1群建設開始(OSTO直轄)
2242年
L1に建設資材輸送拠点を設置。月面からのヘリウム3・レゴリス採掘物を搬入。
2245年
**第一期科学研究コロニー(仮称:オルフェウス)**が稼働開始。
・天体観測施設、資源精製プラント、技術者居住区。
・住民は研究者・技術者のみ、住宅は公営社宅扱い。
L1はこの時点で「地球圏の頭脳」として位置付けられ、完全にOSTO本部管理下に置かれ
る。
■ 2250年代:L2群居住コロニー建設(所有権制度の誕生)
2251年
宇宙住民議会がL2開発主体となり、観測拠点+居住区建設を開始。
2254年
**第一世代居住コロニー(仮称:アストラシティ)**が完成。
・このとき初めて「分譲住宅制度」を導入。
・住民はユニットを購入・所有し、子孫へ相続可能。
2258年
L2群人口が5万人に達し、独自の「自治評議会」を設立。
→ ここで宇宙市民の 所有権=市民権 の感覚が確立する。
■ 2260年代:L3群農業・田園都市の形成
2261年
高天原政府がL3群農業コロニー建設を承認。
・目的は食糧供給と居住分散。
2265年
**第一期みずほ型農業コロニー群(通称:L3アグリフロント)**が稼働開始。
・稲・大豆・野菜・藻類・淡水魚を中心にしたアクアポニックス型。
・余剰生産物を地球圏へ輸出。
同年、居住区も同時に分譲開始。
・L2と同じく所有権を認め、農業従事者・生活者に「自前の家」を与える。
・不動産市場が成立し、売買・貸借が始まる。
2269年
定着。
L3群人口10万人突破。農業輸出で経済的に自立し始め、宇宙社会の「田園都市」として
■ 歴史的意義
L1群(2240年代):OSTO直轄の科学技術拠点。研究・観測・工業に特化。
L2群(2250年代):初の分譲住宅制度導入 → 宇宙市民の「所有権」と「資産継承」が誕
生。
自立経済」。
L3群(2260年代):農業拠点+田園都市として発展 → 宇宙社会初の「自前の食料生産・
この三群の成立によって、宇宙人口は 2230年代の2000万人規模から、2260年代には3500
万人規模 に拡大。
宇宙市民は「TOTO/OSTOの直轄民」から「自分の家と畑を持つ独立市民」へと意識を
変化させていく。




