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自覚
「ほほ、ほんとに彰人なの?あのもさっとした??」
流石にちょっと酷くないかなぁ...とか思いつつも、嬉しさの方が勝っているのであまり気にしない。
「そうそうっ!自分でも信じられないよ、こんな綺麗な声に体型!...お胸は、ちょっとあれだけど」
サラッとした白色の肩まで伸ばされた髪に、スラッとした体型。顔はまだ分からないけど...光璃の反応を見るに結構可愛いんだと思う。
「すっ、すごいな...可愛いよっ...」
段々声がちっちゃくなっていって最後の方は聞こえなかったけど、褒められてることは分かった。
それはそうと...
「なんで赤くなってるの?」
「えっ、はぁ!?赤くなってないし!!うるさい!!」
と顔を抑えて怒鳴る光璃
「あっ、ご、ごめん」
「ちょっ、そんなしょんぼりすんなよ...ほら、そんな気にしてないし ?」
結局どっちなの...?
「そ、それならよかった」
異世界、さいこー!