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目覚め
「うぅっ...」
次第に目の前が見えるようになってくる。そして目を開けると、今いる場所が広い草原なのだと分かった。
...あれ?僕の声、なんか可愛くない?
試しに声を出してみる。
「あー、あー。」
高すぎず低すぎずの、可愛らしいソプラノ声。
僕は本当に...女の子になれたんだ!!
次に確認するのはもちろん...ない!なくなっている!あるはずの場所を触ってもない!
「あっ...」
ちょっと気持ちよくなってしまったので触るのをやめた。女の子ってすごいね。
そうだ!光璃はどこに...と辺りを見回すと僕の隣で眠っていた。
「光璃!起きて!僕女の子になれたよ!」
「んっ...」
と気怠そうに体を起こす光璃。
「って、君誰?」
「僕だよ僕!彰人だよ!」
「...」
「えぇ〜!?!?」
光璃の驚いた声は草原中に響き渡った。
僕は男の娘が大好きなんです。男の娘がTSするのはもっと好きです。