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お題シリーズ4

退屈な日々の終わり

作者: リィズ・ブランディシュカ



 ある日転校生がやってきて、それから退屈な日々が終わりを告げた。


 前はすごく嫌だった。


 平凡な私が送る、平凡な毎日が。


 何もない普通の日々が苦痛だった。


 平凡な一日なんていらない。どこか遠くへ、投げ捨てたかった。そして、普通じゃないものが欲しかった。


 そしたらやってきた、それがここにある。


 それ呼ばわりなんて失礼だけどね。


 このクラスに転校してきたその女の子、笑っちゃうほど普通じゃない。


「ぎゃあああ、上からバケツの水が!」


「きゃあああ、誰よ廊下にバナナの皮おいたの!」


「こらああああ、黒消しを扉にはさむなあああ」


 ドジっ子体質なその少女は、どうやっても退屈な一日にさせてくれない。


 いつも何かを起こしてるし、いつも何かに巻きこまれてる。


 私の欲しかったものがここにある。


 だから。


 誰もが一歩引いて見守るその少女に歩み寄って。


 私は「友達になろうよ」そう彼女に声をかけられたんだ。



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