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待ち受けていた試練

異世界に飛ばされてしまったハヤト達。そこには試練が待っていた。


「ここはどこだ?」「何ここ!?早く帰らせて!」

「皆!落ち着いて。とりあえず僕達を転移させたであろう人達に話を聞こう」


クラスが混乱に陥っているところを柴田がまとめてくれる。うんうん、素晴らしい。


「突然だが君たちには試練を行ってもらう。申し遅れたな私はこの部隊の最高指揮官ハーディーだ。」

「僕はクラスのまとめ役でもある柴田秀介です。試練とは何を行うのですか?」


あいつの名前秀介だったんだ。まぁどうでもいいかと思いつつ俺は話を聞く。


「試練といっても簡単だ。今からお前らにはあるプレートを渡す。そのプレートを開いたら自分の名前・職業・能力値が映し出されるだろう。職業は勇者・騎士・黒魔道士・白魔道士・拳闘士の5つに分けられる。それが全て入力されたら私のところに持ってきてくれ。なにか質問のあるやつはいるか?」


ほうほう。この5つに分けられるのか。てか黒魔道士と白魔道士の違いみんな分かるのか?と思ったら



「黒魔道士と白魔道士の違いってなんですかぁー?」


あれはクラスのギャルである…あれ?名前どころか苗字すら分からんな。てかこの状況をみんなもう飲み込んでいるのか。凄いな。


「うむ。いい質問だ。黒魔道士の武器はこの棒で主に攻撃魔法を放ったりする。白魔道士の武器はこの杖を使い補助や回復などを行ったりする。」

「りょー」


なんだよりょーって。了解を略すんじゃねぇよ。いつか【り】とかいうさらに省略して言いそうだな。


「他に質問のあるやつはいるか?」

「………」

「では早速プレートを配る」


俺の職業はっと……あれ?これバグってね?職業が【???】になってるんだけど。能力値は全部0だし。まぁとにかく持っていこう。試練なんだし。


想像以上にざわついてるなぁー。どうせ柴田は勇者なんだろうけど。


「静粛にしてくれ。言い忘れたが勇者は一人しか選ばれない。今回の勇者は柴田、お前のようだな。みんなを引っ張っていって魔王を討伐するんだぞ」


魔王…?


「待ってください!僕が勇者であることに異議はないのですが魔王討伐とは何ですか?試練をするということでは無いのですか?」

「あー言ってなかったか。すまんすまん。お前たちをここに呼び出したのは封印から目覚めた魔王を討伐するためなんだ。かつて1人の勇者が討伐には及ばず封印という形で魔王を沈めたんだ。今回お前たちには討伐を依頼する。魔王が倒されたら自動的にお前たちは元の世界に帰られるだろう」


「いやいや!待ってください!魔王討伐ってなんですか?他に帰る手段は無いのですか?」


「他に帰る手段はない。魔王討伐は決定事項だ。異論反論は受け付けない」


マジかよ…俺の職業何かわかんねぇんだけど。能力値も0だし。ほんとに討伐出来るのかな?


「先程はすまない。最初に言うことを伝え忘れていた。では早速試練の結果発表をする」


「まずあやこ先生。あなたはもちろん合格なのですが戦いには出てもらいません」

「やっぱりそうですよね?私聞いていない職業の【ママ】というのでちょっと焦ってたんですよ」

「ああ。あなたはイレギュラーな存在だ。【ママ】という職業はこの世界で一人しかいない。それは王の妻となっている人物だ」


良かった…俺以外にも変な職業の人がいたわ。あやちゃんマジサンキューです。


「では私は何をするのですか?」

「文字通りあなたには家事をやってもらう。この職業は家事スキルがとても凄い。1人いるのといないのでは全くもって違う。」

「分かりました!私はみんなのために美味しいご飯を作りますね!」


「あやちゃんの料理食べてみたいなぁー!」

「だからあやこ先生です!」


「では不合格者を発表する。不合格者はハヤト、お前だ」





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