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~過去話 影山さん登場 二冊目

国語力で大学の成績を落とした茶髪改め、影山、支倉と本の認識が違うようだ。

私は、影山さんに重い本を返す。

おもむろに、影山さんに伝える。


「私が読んでいる本と、影山さんが本と捉えているものが、違うので認識に違いがあるように思います。」


影山さん目を見て伝える。

茶髪の不良のようにみえるが、相手は大学生。

少し生意気に思われるかもしれないが、目はそらさずに。

ひー!怖いよ。


影山さんはちょっと私を睨みつつ

「本は本だろう、認識の違いとはなんだ。」


良かった!話を聞く力がある人のようだ。


こほん!っと咳払いをするように私は伝えた。

「私のよく読む本は、影山さんが読んでらっしゃる教科書のような本ではなく、このイ・ゲリに最も多く販売されている文芸書なのです。そのような本は最近読まれましたか?好きな作者とか、いませんか?」


考え込むように、天井を見上げながら、影山さんは答える。

「・・・作者の名前は覚えてないが、スティーブンソンの伝記小説なら読んだぞ。その他はプログラムの本しか買ってない!」


本間さんが合いの手のように

「プログラムの本は高いからねえ。」

と言う。


スティーブンソンさんか、最近お亡くなりになったIT長者さんだよね。

あまり興味はないが、入り口の話題の本と先月平台の目立つところにに置いてあったから、読んだけど、伝記小説としては、コンピューター音痴な私の琴線には触れなかったから読んだけど買わなかった。

影山さんは、もしかしたら理系で、文学を毛嫌いしているのでは?


もったいない!

人生半分損しているよ!



「本は文化。文化は人を豊かにし、創造を呼び込ませます。今の世界、技術だけを本に求めるのは、ものすごく人生損しています!」

私は心底思っている事を述べた。

「今の世の中、誰しも現状に飽き、虚構の世界を夢見て、年密な取材をしても面白くないことは、本として成り立ちません。恋愛をしたことがない、でも恋愛ってどんなものだろう?と様々な手法を取り入れ。娯楽まで昇華させることができるのが恋愛物語。ゲームの世界を現実にしたいと強く望む読者と筆を執り執筆をしだしたのがファンタジーやSFの物語。日常のふとしたことを書き留めたのが日常物語、まだまだありますが、これらの物語は、日々増刷され年間一億冊以上も出版されているのです。」出版されるには、お金と、人気、売り上げ、にまつわる苦労、忍耐、各時間、さまざまな汗と涙と根性の塊が、自分で選び手にすることができる。英知の結晶なのです!」


影山さんはに本のすばらしさを教えてあげなきゃ!


「影山さん普段コンピューター以外でどんなこと趣味にしてます?」


「そうだなー、一番ゲームしてるなあ、アーケードゲームもいいけど、やっぱりコンンシュマーゲームだな。」と嬉しそうにかげやさんは笑ってた。


ぷぷぷ子供みたい。。

そっかゲームかああんまり詳しくないけどチョイスしましょう。本間さんじゃなくてわたしが!」。


「影山さん、私の見立てた本はこのコーナーにあります。」とづかづかとお目当ての

途中です。

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