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58/83

54匹目

これで9話目しゅうりょう

 今日の晩御飯は、中華だった。

 焼き餃子に、マーボーナス、春雨サラダ、たまごスープ。

 それに青梗菜の炒め物。


 その一品一品を名前とか、どんな食べ物が吐いてるとかきなこに教えてやる。

 いろんな食べ物があるって、知ってほしくなったのだ。

 というか、なんか、きなこがどこまで理解するか気になりだしたというか……


「きゅきゅちゃ?」

「それは餃子。小麦粉の皮で肉を包んだ料理だよ」

「きゅきゅちゃ?」

「マーボーナスだね。茄子とピーマンを辛いたれで炒めたやつ」

「きゅっきゅちゃ」

「それは青梗菜の炒め物。オイスターソースで炒めてるのかな。むきエビも入ってるね」

「きゅっきゅちゃっ」

「たまごスープ……卵は鶏の卵だよ」


 一通り説明を聞いたきなこはふんす、と鼻息を荒げる。

 それから「きゅっきゅちゃー」と触手を合わせて「いただきます」

 おぉ、いただきますも覚えたか。

 すんげぇ賢い子だ。


 ……


 こんなに賢いなら、ペットとして大人気になると思うんだけど……

 ちゃんとトイレ覚えるし、噛まないし、何でも食べるし……

「きゅっぷ」

 つか、食べ方が綺麗だ。

 食べこぼさずに器用に食べている。

 

 最近きなこはスープは触手を出してお椀を持つようになった。

 ……これ、スプーン持たせたら掬ってたべるようになるのでは?


 ……スプーンを持たせてみるか……?

 ……そういえば、家にあったよな? プラスティックスプーン……

 俺は母さんに一言断ってから台所にあるプラスティックスプーンを一本取る。


「きなこ、これもってみ」

「きゅきゅ?」

 プラスティックスプーンを持たせてみる。

 きなこはスプーンをじーっと見て、それから俺を見た。

「きゅきゅ?」

 首を傾げる。

 かわいいなぁ……

「こうやって、すくってたべるの」

 と、俺がジェスチャーでスプーンの使い方を教える。

「きゅきゅっ!」

 理解したのか、きなこはスプーンでごはんを掬う。

 おお、やればできる子!

 スプーンで掬ったごはんを口へ持っていく。

 最初の数回はぎこちなく、しかし着実にスムーズに食べ始める。

「すげぇ。やればできる子だ……」

 いや、やっぱきなこ。

 動物っていうより、知性ある種族として扱った方がいいかも。

 

 ……そういえば、ユウキはスキルが見えるんだっけ。

 チートも良いところだけど、きなこに『知性の発露』系スキルがあるか見てもらうのもありかもしれない。

 ……チートもいいとこだけど。


まだまだあるよぉ

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