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プロローグ
「黄昏戦線、侵攻開始!」のサブストーリー的な所もあるので、初めて読む方は本編の方をご覧になることを推奨します。
とある不思議な少女達を、皆は知っているだろうか。
親しき人、愛する人、見知った土地、知り尽くした建物が時代とともに姿を変えてもその姉妹だけは、姿が変わらなかった。
曰く、姉は【理の管理者】として。
曰く、妹は【創世の天才】として。
彼女達は、星詠みの巫女の家系に生まれた。
そして、神杖を受け継ぎ、振るい、世界の均衡を保つ。
「エレナー! 早くー、学校遅れるよーー!」
「わーってるよねーさん、今行くー」
────これは死なずの少女達、その歴史を語るものである。