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#10 入隊条件は女性化?都合の良いカプセル錠もあったものだ。

「君は・・・」

スカーレットは俺を見てつぶやいた。

「なんだ知り合いか?」

まさか初対面が服屋の試着室の中で、互いに下着姿と全裸だったとは言えない。

それにそれがバレれば、俺が広場で全裸になっていた犯人だとバレてしまう。

「ううん!!!まさか!!!!初対面ですよ」

俺は必死き首を振ってごまかすと、何かを察したらしくスカーレットも「そうみたいね」と曖昧に返事をした。

「で?アンジェリカはその子ををどうするつもり?」

するとアンジェリカは自分のブルマのヒップラインを整えながら

「我が隊に迎えたい」

と言った。

「こいつのスキルは想像以上だ。どうやら最近的にも新たな騎士が入ったらしいから、このあたりで我々も新しい力が欲しい」

新たな騎士とは親友の鍵那谷鋭利かぎなたエイリの事だろう。

こういう場合って渋られたり、嫌がられたりするんだよな。

「良いんじゃない?」

とスカーレット。

俺はそのすんなりさに少し驚いたが、「但し条件がある」

「スカーレットの舞台は全員女の子。私も出来るだけ女子が多い方が良い。絵的に」



なんなんだ、だからその絵的にって。



俺は心の中でツッコミを入れてから改めてその言葉の意味を考える。

「え?俺にどうしろと?」

するとスカーレットの手には緑と赤のカプセル錠剤が握られていた。

「赤が女に。青が男になる」

マジか。すげーなそれ。

俺はスカーレットの言葉の意味を理解する。

つまりは、部隊にいる時は女になれと。

そこで俺はある疑問にぶつかった。

「この基地内の女子も元男とか?」

スカーレットはその疑問に頭を振って応えた。

「他の子達は正真正銘の女の子。だから安心してハーレムして良い」

いや、別にそんな意味じゃないけどな!!!???

「それにハーレムだったら俺が女になっちゃ意味ないんじゃないか?」

「細かい事は気にしない」

スカーレットは俺の前に来ると錠剤を渡した。



「じゃあ、今から浪漫ちゃんだな!」

とアンジェリカが俺の背中を叩いた。

くそっ!!女性化かっ、ぶっ飛んだ異世界に来たもんだ。

そう言って俺はカプセルを飲み込んだ。


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