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たとえ

ちょっと部活でごたごたして遅くなりました。

ごめんなさい><

突っ込みどころ満載のステータスを見ていたら、とあることを思い出した。


たしか、ガイドブックがあるとかいってたような・・・


インベントリを開き、中身をスクロールして眺める。

するとそれはすぐに見つかった。


<超級プレイヤーボスガイドブック>

<プレイガイドブック>


上がプレイヤーボス専用ので、下は全プレーやに配られたものらしい。

取りあえず基本のプレイガイドブックから見ていく。


・・・。




書かれていた内容を要約するとこうなる。


・HPが0になったら死ぬ

・プレーヤーの人数は10000人

・現実世界の一分はこちらの約一年

・解放条件は、30エリアにいる100のボスを倒すこと

・なお、ボスの半分はプレーヤーである

・ボスを倒すと強力な能力が手に入る

・上記の能力は持ち主が死ぬことで殺した者が入手できる

・エリアに一つずつ次のエリアに繋がる迷宮がある

・エリアは、前のエリアの迷宮ボスを倒さないと次のエリアに行けない

・PKは可能である

・町の中は安全地帯であり、攻撃することはできない

・安全地帯以外はハラスメントコードが解除されており、PKや性行為が可能

・デスゲームになるにあたってステータスに変更された箇所がある。確認すること。

・だいたいの操作は念じればできる

・上記の通りにできない場合は声に出すとよい

・排泄は必要ないが、食べたり寝ないとステータスがさがり、いずれ死に至る

・ちょっとした操作方法。省略。

・感覚が現実と同じになっている

・楽しくプレイしましょう






こんな感じだ。

一番最後の文を見たら少しイラッとした。




次は、超級プレーヤーボスガイドブックだ。


プレーヤーボスは、なんか爵位てきなものがあるらしい。

上から強い順にこうなる。


超級プレーヤーボス:5人

上級プレーヤーボス:7人

中級プレーヤーボス:15人

下級プレーヤーボス:23人


強さの基準は謎だ。

上に行くほど特殊能力やステータス、スキルが強くなっていき、担当エリアも上になっていく。

最も弱いエリアが1、最も強いエリアは30となっている。

プレーヤーボスはボスエリア以外は基本的に不死である。

また、自分と同種族のmobを従えることもできる。

自分のボスエリアにプレーヤーが入ってくると強制的にエリアに転送される。

プレーヤーのボスエリアの入り口は赤いポータルになっていて、そこから入れる。

迷宮ボスは迷宮奥の門、通常ボスは青いポータルから入れる。


プレーヤーボスは自分のエリアと解放されているエリアを好きに行き来できる。


超級プレーヤーボスは隠しエリアと呼ばれる特殊なエリアを担当する。

隠しエリアは、その名の通り隠されていて特殊なクエストをクリアしたもの、または転移札と呼ばれる特殊なアイテムで入ることができる。

なお、転移札はボス自身が作り出す。

プレーヤーボスや通常ボスのエリアは基本的にスキルなどで呼ばない限りmobはいないしワンフロアだけだが、隠しエリアはダンジョンになっていて、スキルのエリア改造で自由に設計できる。

もちろん宝箱や罠の設置も可能だ。




だいたいはこんな感じだ。


どーやら自分は結構強いらしい。

でも現実での身体能力とかはあまり自信がないのだが。


ん?どれくらいかって?


だいたい50M走6秒台前半、武術は柔道、剣道、合気道、空手をかじった程度だ。

まあ、すばしっこいとは言われるが、武術は兄弟たちに負けっぱなしだったのでまったく自信がない。

この程度なら、10000人のなかにもっとすごい人がいただろう。


なぜ自分は超級なんて大層なものになったのだろうか。

謎は深まるばかりだ。


・・・。



「まあ、いいや」


深く考えても仕方ないだろう。

それよりも、締にぃ・・いまはディーにぃに連絡を取らなければ。

約束したし、状況もだいたいわかった。

フレンドになると、自由にメールやコールという名の電話ができる。

ダンジョン内では使えないなど制限もあるが、喋らなくても念じれば会話ができるし結構便利だ。


「念じればできるんだっけか」


ちょっと上手にできる自信がないので、声に出しながら念じる。


「コール、ディー」


ピコンピコン・・・


ちょっとかわいい電子音の後に、現実と変わらぬ兄の声が聞こえてきた。


『ん・・・?これ、繋がってるのか?おーい』


『繋がってるよ、ディーにぃ』


『へえ、結構便利だな。で、ステータスとか見たか?』


『うん』


『メールでこっちの送るから、そっちも頼んだ』


『了解』


『きるぞ』


プツン


メール送信画面をだし、ステータスを添付する。


<送信しますか? Y/N>


もちろんYを押し、ディーにぃからのメールを待つ。


ピコン


そんな電子音が鳴ると、見慣れたメールのマークから


<新着が一件あります>


と出ていたので開き、読む。

そこには驚くべき内容が書かれていた。










次回も明日投稿で来たらいいですね~

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