表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/19

××××と

遅くなりました><


現在地、『蒼き草原』の奥にある『狼の森』。


ここはこのゲームの難しさを教えてくれる森である。

出てくるモンスターは、次の五種類。


ゴブリン

ファンタジーゲームではお馴染みの雑魚モンスター。

しかし、単体では脆弱なものの3~6匹の集団で行動し、連携してくるためなめてかかると軽く返り討ちに会う危険なモンスター。

初心者がソロであった場合には逃走することをお勧めする。


グリーンジェル

草原でも出てくる最弱モンスター。

斬撃や魔法にはめっぽう弱いが、打撃には意外に強い。

初心者でも安全に狩れるモンスター。


ホーンラビット

草原にもたまに出てくるモンスター。

額に一本の角が生えており大きさは40センチほど。

強い脚力を生かしての突撃には要注意。


ボア

名前の通りイノシシ。

猪突猛進な性格のためやたらと突進してくる。

スピードは速いが馬鹿なため木によく頭をぶつけ転倒する。


ウルフ

この森の奥に現れるこのゲームの難しさを教えてくれるモンスター。

素早い身のこなしと連携プレーでパーティーを翻弄する。

だいたい1~5匹くらい一度に出る。

後衛を狙ってくるため注意が必要。



序盤にしては難易度が高い森なのだ。

だから決して、いくらステータスが高いとはいえ普通(・・)はソロでゲームを始めたばかりの人が来るべきではないのだ。

そんなのは自殺行為である。





しかし、現在森の奥には、


ドカッ


「グギャ!?」


シュパッ


「キャイン!」


ズブッ


「グガガガガ!?」


たった一人のプレーヤー、しかも少女によって戦闘とは呼べない一方的な虐殺が行われていた。


少女は常に無表情で刀を振るう。


相手はウルフ。

この森で最も強いモンスターである。


左右から襲いかけられれば


「グギャ!!」


一方は切り裂き、


「ガッ!?」


一方は蹴り飛ばす。

そのあと追撃をかけて殺す。


時間差で襲いかけられれば、


「【一点突破】」


「「ギャ!?」」


そんなもの関係ないというように時間差で来た二体とも串刺しにする。


「・・・ガァッ!」


隙ありと背後から襲いかかってきた狼。

少女は背後から来た狼に反応していない。


とった、そう思った狼は少女を喰いちぎらんと牙を立てる。

しかし、


ガンッ


「ッガァ!?」


あと数十センチというところで見えない壁のようなモノに遮られる。

よく見れば少女の背中を守るようにきらきらと輝く半透明の障壁が張られていた。


狼が壁に追突した衝撃から立ち直ってきたときにはもう、目の前に命を狩る凶刃が迫っていた。


先ほどの壁は魔力操作で背中を覆うように魔力を張り、干渉で実体のない魔力に実体を持たせて障壁としたのだ。

ついでにいうと、無魔法の【障壁(バリア)】でも同じことができる。

違いがあるとすれば【障壁(バリア)】よりも魔力操作でやった方が形を変えられたり強度を増したりと自由度が高いことだ。


【一点突破】は刀術LVが5になると覚える、アーツと呼ばれるものである。

アーツは攻撃力に補正があったり、速度に補正があったり、付与効果があったりするもので、動きもシステムが補助してくれる。

発動はキーとなる言葉を発することだ。

アーツを習得しないとその動きをまねしても通常の攻撃力にしかならない。


【一点突破】は前方に貫通する鋭い突きを放つスキルである。


ついでに現在、シュオンは偽装をスキルだけ解いている。

理由はアーツなどの使い方に慣れるためらしい。




「・・・・ふう、終わった、かな?」


経験値150

狼の皮×4

狼の牙×5

狼の爪×2

狼の瞳×1


LVUP!


今相手にした狼は5体。

一体につき経験値は30とかなりおいしい。


結構倒したからLVも上がっているだろう。

後で確認しなければ。


そろそろ帰るかな。

もうかれこれ5時間くらい戦っている。


結構体の動かし方もわかってきたし、魔力とかいう変なものも上手く扱えるようになってきた。


もう日が傾いてきている。

今日はもう宿で休もう。

兄弟探しは・・・しばらく後でいいか。

ちょっと魔力操作の方に興味が出てきた。

期限はいわなかったしね。




街にこっそり入って宿をとり、休んだ。

あ、しっかり偽装は掛け直しておいた。









現在のステータス(偽装状態)


LV 8 up

名前 シュオン

職業 巫女

サブ 操術師

種族 狐人族

称号 神々のお気に入り 虐殺者new 下剋上new


 HP 250 up

 MP 450(+15) up


STR 20 up

AGI 39 up

DEF 14 up

INT 45 up

MDF 20 up

DEX 17 up

LCK 10 up


TP(ステータスポイント) 80new

SP(スキルポイント) 240new


スキル

職業▼

退魔術LV1 刀術LV6 up 治癒LV1 憑依LV1 付与術LV1  

サブ▼

魔力操作LV6 up 干渉LV1 魔力具現化 無魔法LV1 魔力回復LV3 up

種族▼

獣化 狐火LV1 焔の吐息ブレスLV1

選択▼

飛行LV1 闇魔法LV1 氷魔法LV1 雷魔法LV1 裁縫LV1 

索敵LV3 up 隠密LV2 up 魔力強化LV2 up 予測LV2 up 舞闘LV5 up

体術LV3new 軽業LV4new



TP(ステータスポイント)はILV上がるに連れて10P手に入り、割り振るとそのポイントの分だけステータスが上がる。

SP(スキルポイント)は1LV上がるに連れて30P手に入り、新しいスキルを習得したりLVをあげたりすることができる。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ