トリアージについて
トリアージについて、いろいろと調べてきたので、
自分なりにまとめてみました。
私にしかわからないように書いているノートです。
もし、理解できましたら、私と同じ価値観を持って
いるかもしれません(ぉ
よく見たら「タッグ」になってますね。
「タグ」のことです。あしからず。
トリアージという言葉を知っている、医療とは縁もゆかりもない
人々はどのくらいいるのであろうか。トリアージとは、災害などで
一度に大量の負傷者が出てしまった場合に、その人々の治療順位を
つけるために行われる順番付けのことだ。方法は以下に記載する。
1.瓦礫などに2時間以上足など一定の部位を挟まれたりしている
か。Yes→赤タッグ。No→次の質問へ。
2.自力での歩行は可能か。Yes→緑タッグ。No→次の質問へ。
3-a.呼吸はあるか。Yes→4.の質問へ。No→3-b.の質問へ。
3-b.気道確保後、呼吸はあるか。Yes→赤タッグ。No→黒タッグ。
4.呼吸が29回/分以下か。Yes→次の質問へ。No→赤タッグ。
5.手首の脈拍が触れるか。Yes→次の質問へ。No→赤タッグ。
6.簡単な指示に従えるか。Yes→黄タッグ。No→赤タッグ。
この文章を見て、すぐに分かる人は少ないと思う。少々、解説を加
えたい。
まず、タッグの色について。赤タッグは、すぐに治療を施さなけ
ればならない患者を指す。言い換えれば、危篤だが助かる見込みが
ある患者のことを指す。黄タッグは、比較的重傷だが2~3時間ほ
ど待機しても問題ない患者を指す。緑タッグは、軽症で応急処置で
済ますことの出来る患者を指す。そして黒タッグは、死亡もしくは
救命不可能の人のことを指す。平時ならば、医師、看護師が付きっ
きりで対処すれば助かる見込みのある人も、これに値する場合があ
る。
次に、単語並びに文章の解説である。
1.にある、2時間以上瓦礫に挟まれてしまうことについて。これ
は、クラッシュ症候群と呼ばれる症状を発症する危険性があるため
確認しなければならない。クラッシュ症候群とは、長時間の圧迫に
よりその部位の筋肉が壊死し、その後、圧迫から開放されてから壊
死した部位より、血液中にミオグロビンなどが漏れ、急性腎不全や
心停止などを引き起こし、場合によっては死亡する可能性のある症
状である。このため、2時間以上一定の部位を挟まれていた患者は、
赤タッグをつけられることとなる。
5.の手首の脈拍が触れるかについて。手首のある部分を触ると、
脈を打っているような感覚がある時がある。これが脈拍に触れると
いうことである。この項目は以前、爪の先を白くなるまで押し、離
してから2秒以内に元の色に戻るかチェックするものであった。し
かし、これは寒冷地において元の色に戻る時間が長くなることがあ
るため、脈拍を触れる方法に変わっている。なお、これらはその患
者がショック症状であるかを図るためのものである。
6.にある、簡単な指示について。簡単な指示とは、目を開けさせ
る、自身の手を握らせるといった指示のことである。本人確認を行
うわけではない。また、本人確認は違う時に行う。
最後に、補足解説である。もし、すぐに判断が難しいようであれ
ば、二つの色の候補を挙げその重いほうのタッグをつけるようにす
る。たとえば、赤か黄で迷った場合は赤とすればよい。さらに、外
傷がひどいようであれば、その時点で黄タッグは確定であることを
覚えておくこと。
最後に、トリアージを行う必要のある状況があらわれないことを、願って
いる。
最後までお読みいただきありがとうございました。