俺と『お涼』 1
「私の番ですね。ではこの話末にアレについてお話しましょう、ふっふっふ・・・・・・なにやってんだろ、疲れてるのかな・・・・・・」
放課後、生徒会室。
「誰かいるかー?」
がらり。返事は待たない。挨拶など社交辞令だ、今の俺は反抗的である。
まあ書類小脇に抱えて反抗もクソもないが。
「・・・・・・ノック、して」
静かに、だがよく聞こえるその澄んだ声。
「よう、お涼」
生徒会長が正面に一人。多少の縁があって俺は『お涼』と呼んでいる。
「・・・・・・その名前も、やめて」
「はいはい。で、お涼。これ」
「・・・・・・修学旅行先の希望、揃ったの?」
「揃った。気に食わんが代表で俺が持ってきた」
「・・・・・・うん。確かに、受け取った。ちゃんと会議、しておく」
「頼む。あとちょっと寝たいんだが、どこか安全な場所ないか?」
「・・・・・・安全な、場所?」
小さく首を傾げる。寝られる場所じゃなくて安全優先ってなんだ、そう考えているのだろう。
俺もそう思う。
「おう。いつ襲われるかわかったもんじゃないからな」
「?・・・・・・私が、知ってる訳、ない」
疑問は残っているようだが興味はないようで、会議の書類に目を通し始めた。
「そうか。悪かったな、じゃ」
「・・・・・・ん」
ふわっ、と俺の肩に茶色の暖かそうな毛布がかかる。
お涼が投げたようだがそんな素振りはなく、淡々と書類を読んでいる。
「・・・・・・屋上、でしょ?それ、貸して、あげる」
「おお、悪いな。てかよくわかったな」
「・・・・・・なんとなく。それ、屋上用だから。気にしないで、使って」
「屋上用ってのが気になるが、ありがたい。今度こそじゃあな」
「・・・・・・」
「・・・・・・まだなんか言いたそうだな」
「・・・・・・当然。色々ある」
「そりゃそうだな。言っとくか?」
「・・・・・・言っても、無駄だから。いい」
「ま、いつでも受付中だから、好きな時に言えよ」
「・・・・・・そうさせて、もらう」
「実はですね、このお話を作るのは読者の皆様なのです。そもそも作者が友人から意見を得てわt」
「私達が生まれた訳だ」
「ちょ、なんで出てきたんですか!?」
「・・・・・・説明の、為」
「理には適ってますがいただけません!私に説明させてください!」
「というわけで、この話以降は私達三人の内一人誰の話を読みたいか。感想に書いて欲しい。恋愛ゲームの選択肢のようなものだ」
「・・・・・・毎話、アンケートを取るから。選ばれた人は、次の話のメインに」
「ちょっと寂しいですが意見がなかった場合は作者が勝手に選びますね」
「では次回を楽しみに待っていてくれ。おそらく私だろうからな」
「いえ、この説明役を取られた借りがあります。私が活躍しますから」
「・・・・・・私は、磐石だから」




