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魔法の石  作者: 櫻木サヱ


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7/10

森の仲間たち

嵐が過ぎ、村には再び平和な日々が戻ってきました。森は緑が深まり、川は静かに流れ、鳥たちのさえずりが響き渡ります。リリは魔法の石を手に、いつものように森の中を歩いていました。石は手のひらの中で柔らかく光り、かすかな歌声が心を落ち着かせます。


その日、リリは森の奥で小さな声を聞きました。「助けて…!」

声のする方へ駆け寄ると、小さなウサギが茂みの中に足を引っかけて動けなくなっていました。リリは慌てて駆け寄り、石を差し出しました。石の光がウサギを包むと、不思議なことに足がすっと自由になり、ウサギは元気に跳ね回りました。


「よかった…!」リリは微笑みました。その瞬間、森の中から他の動物たちも姿を現しました。リスや小鳥、キツネまでもが、まるでリリと石を歓迎するかのように集まってきたのです。リリは驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。石は人だけでなく、森の生き物たちにも優しさを届けられるのだと分かったのです。


その後、リリは村に戻ると、森での出来事を子どもたちに話しました。「石はね、森の動物たちも助けてくれるんだよ」

子どもたちは目を輝かせ、森へ行きたくてたまらなくなりました。リリは笑いながら、「でも、気をつけてね。石の力は使いすぎると疲れちゃうんだから」と注意しました。


数日後、リリは森の中で新しい友達にも出会いました。森の奥に住む、ちょっと不思議な少年・カイです。カイは森の生き物たちと話すことができ、森の秘密をよく知っていました。リリとカイはすぐに仲良くなり、石の力や森のことを一緒に考えるようになりました。


「リリ、君の石はすごいね。でも、力には責任もあるんだろう?」カイが言いました。

「うん、だからこそ、誰かを思いやる気持ちが大切なんだ」とリリは答えました。二人は森を歩きながら、互いに学び合い、助け合う方法を考えました。石の力と森の知恵が組み合わされば、もっと多くの人や生き物を守れる――リリはそう確信しました。


その夜、リリは石を抱きしめ、夢の中で森と村の全てが光でつながる光景を見ました。カイや森の動物たちも一緒に、光の川を駆け巡り、笑い声が森中に響き渡ります。リリは心の中でそっと誓いました。「これからは、石と一緒に、友達や仲間と力を合わせて、もっと多くの笑顔を守ろう」


こうして、リリと魔法の石は、村や森の仲間たちと共に、新しい冒険へと踏み出す準備を整えたのです。光と心の物語は、まだまだ続きます。

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