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project:007 魔界

project:007 魔界


そこは妖怪の巣食う屋城。奇怪渦巻く悪の巣窟。人を襲い、悪を喰いつくす事をよしとする、獣の世界――――

 なのは、一昔前の話。今となっては、魔界の平和が実現し、異界との交流も増えた。

 

 その実現が可能になったのは、魔界の地上の大部分を占める大陸の主が君臨したからであった。傍若無人で破天荒な人物なのだが、ここでは割愛して、「魔王の1体」、とだけ紹介しておく。

 

 魔界には異界よりも多種多様な種族が多い。腕が6本生えていたり、一つ目だったり、首が長かったり。そんな"化け物"と揶揄(やゆ)されるような生物たちが、生きている。

 

 生きて、騒いで、戦って。それは彼らの正義。勝っても負けてもそれでおあいこで、後のこととは切り捨てる。戦闘狂と言われそうだけれど、実際そのせいで異界の人からは嫌われてるけれど、1つだけ、1国だけはそうならなかった。それがムー。

 

 この前(つづ)った彼らも、いや、彼らこそ戦闘狂だったろう。だから好まれた。だから彼らと彼らは仲良くなれた。仲間として、今もムーとは仲が良いのだ。


 さて、今魔界は何時かなと、空を見てみる。今は夕方だ。時期に夜になろうとしている。また時間をあけて空を見る。空の色は変わっていない。晩方の空の色合いに、朝は霧、昼は日差し、夜は星という具合でその時間を表すパーツで時間を判断する。そう考えると、今はきっと夕方。少ない茜色が、一層赤く瞬いている。



 また挨拶を、旅の記録人。ここまで独り言のように、世界を見渡してみて、どう感じたのかしら。どう感じても、あなたはつまらないと、心のどこか遠くで感じていることでしょう。だって、1人だもの。だから、もう少しだけ楽しく世界を見てはいかが?所々を転々としていたら、疲れてしまわない?


 魔界••••妖怪魔物入り混じる、化け物の棲家。人が生きるには少し過酷だが、そこで生活する彼らは美しいようにも感じる。

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