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第350話 ランファたちからの電話

『お疲れ様です!旦那もお変わりなく』

「おうよー。この前の通話以来だねー」

『うぃー……っく。酒の準備はしっかりやっとるんだろうな?』

『ちょ!親方!顔近いですよ!』


ゴン太との通話を終えたらまたかかってきた。

次はランファとティム君。

ここも野菜を頼んでたからその辺の話かな?


「もしかして野菜の件?集め終わった感じ?」

『ですです!とりあえずピュアホワイトシュガーコーン、モスグリーンピーマン、パチパチパプリカが一通り。あとは全力にんじんにトレインマンドラゴラも』

『ポンポンニラとグレネードマッシュルーム、炸裂玉ねぎも集めておいたぞ。下拵えも済ませてあるからあとは焼くだけじゃ』

「お!マジで!それはありがたい〜。持ってきてもらって直ぐに調理しないといかんと思ってたから助かるー」

『そりゃそうじゃろ。どれも一般的にヒトには食べ方がわからんやつばかりだしの。お前は食べれても子どもが食べれないなら意味が無いからな!』

「……それ、俺がヒトじゃないとか言ってる?」

『そりゃ、深層に潜っとる時点で人ならざるものじゃろ』

『普通に親方たちと雑談したりしてる時点でヒトでは無いと思ってます』


……そんなに言わなくてもよくなーい?

確かに人の友人よりも亜人の知り合いの方が多いけどさー。

まだ人間やめてないと思うよ!


『とりあえず酒は用意しとるんじゃろな?』

「おー。とりあえず球磨焼酎と鹿児島の芋焼酎、あとは熊本の日本酒だな。深層の酒は要らないんだよな?」

『おう。蛇王神酒とかは飲み飽きたわい。日本の酒が1番合う』

『俺はビール飲みたいです!銀のラベルのやつ!』

「おっけー!その辺は地元の酒屋で頼んでるから大丈夫……飲み干したら追加で買わないからな」

『なーにをたわけた事を。買いに行かせるぞ。なんなら店ごと買ってこい!飲み干してやるぞい』


やめろよ!

ただでさえ酒代って高いんだぞ!

そこまで懐痛まないけど!


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