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第341話 あーさんの黒歴史

「けど、ダンジョンが出来るだけでミミさん、リリさん達がモンスターに変身?退化?出来るって凄いですね」

「あー、それはねー。ゴン太!ビールラッパ飲みするな!」

「まだコッチついでないのに!まーだ新しく出さないといけないじゃない!」

「いいじゃねぇか。まだまだあるからよー。」

「……あーさん、このツマミ美味しいぞぉ」

「お、マジで。1口貰うわー」


保部が持ってきたタコのキムチをパクリ。

うん、コリコリとした食感とキムチ特有の辛味がしっかり感じられる!

こりゃ美味しいねー。


あの後、酒でも飲み直そうとミミ達に連れられて部屋飲み中。

子どもたちはもう寝てるから騒ぐのは最低限で。

保部の一番下の子がいるけどぐっすりですよ。


「亜人になった時にスキルを貰ってねー。確か『リミッター解除』だったかな?」

「そうそう『リミッター解除』!確か今の状態がリミッターが掛けられている状態だけどダンジョン内で解除出来るってスキル」

「その代わり、日常生活では人と同じくらいの力で生活出来る。若干力が溢れてる人もいるけど、見た目も人になるしな」

「ゴン太の場合はもうリミッターが効いてないし、見た目もモンスターになってるけどなぁ。この前農協の飲み会でビール瓶握力で割ってた時はビビったぞぉ」

「……握力ぐらいならいいだろ。それにあれは平井の爺さんが『握力なら若いもんに負けん!』って煽ってきたからだろ!」

「普通に考えて80歳と30歳の年の差を考えな!」


ゴン太を思いっきりはたくミミ。

うん、それはゴン太が悪い。

年寄りの『近頃の若いもんは~』とか『俺の若い時は~』は無視するに限るよ。

調子乗って無理させる方が面倒くさくなるし。



「……てか、とりあえずこの話やめない?俺の黒歴史掘り返すことになるから」

「あーさんの黒歴史はまだまだあるだろ?中学に通い始めた時が凄かったじゃん」

「えーっと……『御神木消失事件』、『学内統一戦争』……『南北中学大抗争』に『伝説の魔剣作成事件』……」

「やっぱ伝説と言えばあれでしょ!『ヤクザ事務所転覆事件』!!あれはあーさんがカッコよかった事件じゃん!」

「あったあったぁ!懐かしいなぁ。あと『給食にオークの肉事件』!あれも面白かったなぉ。とうとう食欲に負けてゴン太の家族倒したんか!?って騒がれてたよなぁー」


……うぉー、やめてくれー!!

頭が痛くなるー!!

てか、御神木消失事件はミミとゴン太が主犯だろうが!

俺のせいにするんじゃねぇ!






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