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第24話 支部長との会議 今後の流れ


「……つまり、ダンジョン深部の調査は国が派遣したA~Sランクパーティーが実施すると」

「まぁ、本当は田島さんにランクを引き上げて調査をお願いしたいところですが……如何せん法律的に無理なので」


そりゃそうだ。

昇格試験に合格せずにランクをあげることはダンジョン探索者保護法に違反する。

これは法律が制定してすぐにランクを違法に引き上げる事案が大量に発生し、死亡者がでたからだ。

小説みたいにギルドマスター権限でランクアップなんてことは無理だ。

そもそも日本じゃ公務員みたいな扱いだしね、ギルド職員って。


「田島さんには何かあった時に白川に潜っていただきたいこと、他のダンジョンに潜る際は可能な限り配信していただきたいところです」

「へ?配信ですか?まぁ、配信やる分には全然やりますけど……理由をお伺いしても?」

「……そもそも熊本県に存在しているダンジョンはまだ手付かずの場所が多くて、調査も進んでいないんです。そこでダンジョン配信をされている方に協力を依頼させていただいているんです。田島さんであれば配信しながらでも安心して任せられるかと」

「なるほど、配信者は未踏破ダンジョンを配信して視聴率も稼げる。ギルドとしては情報収集ができてWin-Winってことですか。そういうことなら協力させていただきます」

「ありがとうございます!助かります。報酬については後日福崎経由でご連絡させていただきますね。ダンジョン配信用の機材も、ギルドから調査費用として送らせていただきます。あと、白川ダンジョンは当分立ち入り禁止になりますので、情報公開までは他言無用でお願いしますね」

「カメラいただけるんですね!それはありがたいです。他言無用の件も承知しました」


長嶺さんとの会談が終わり、家に帰る。

なにかあれば、と言われたがA~Sランクの探索者パーティーが来るなら何とでもなるからセーフだ。



……あれ?これフラグかな?


ま、大丈夫でしょう。

長嶺さんからついで、ということで自分が報告した目撃例以外の情報を教えてもらった。

目撃されたのはグラブルースライム、スケルトンライダー、レッドワイバーンの3種

グラブルースライムはスライム系で珍しい魔法を使うスライム。

スケルトンライダーは骨の馬に乗った骨の騎士。ダンジョン内でも移動速度があり、一度敵と認識したらその階層を抜けるまで追いかけてくる性質がある。

レッドワイバーンは下層でも階層ボスにも指定され、オーガと並ぶ危険性があるモンスター。小さいながら炎ブレスを吐けるし、空を飛んでいるから近接系の探索者は涙目になる。


ワイバーンの肉って国産和牛よりも美味しいって話だったなー。

中層にでてきてるなら狩りしてもいいなー。




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