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第184話 ランファの紹介

「とりあえず自己紹介からどうぞ」

「うむ、ランファだ。トミーから話があってるかと思うが亜人と呼ばれる分類じゃ。種族は『白沢』じゃぞ」


:はくたく、ってあれか!

:中国神話キター〈10000円〉

:神獣で草

:はくたくってたくさんいるんだ……


「なんじゃ?文字が増えてきたのぅ。白沢はたくさんおるぞー、わしも子が30人おるしな!孫、ひ孫、玄孫まで含めると数えきれんわい」

「わー、子沢山」

「……ちっとも嬉しそうじゃない台詞じゃな」


ソンナコトナイデスヨー

まぁ、白沢は子沢山な反面、力があるものしか生き残れない世界らしい。

知力はもちろん、魔力も優れていないと部族から捨てられてしまうそうだ。

ランファの部族はそんなことはしない、異端の部族らしく、総勢1万はいるそうだ。

……普通に人間と戦争したら負ける未来が見えるのは俺だけかな?


「さて、次に新宿への行き方じゃな。ポータルの話は聞いとるんじゃろ?じゃ話すとしたら移動方法か。何?富士の樹海についても知っとるのか?じゃ話すことないじゃろ?ここから富士の樹海にいって新宿ってとこまで飲みに行って来ただけだぞ」


:ポータル、やっぱり便利だよな

:人間が使えるなら神

:そもそも亜人がダンジョンから出てきてるのって大丈夫ですか?

:神降臨〈50000円〉


「ダンジョンから出る分には特に何もないぞ。そもそもヒトが使う道とわしらが使う道は違うからな。新宿はええのー。金さえあればいくらでも酒が飲める」

「そういえば、金ってどうしたんだよ。日本円、持ってたっけ?」

「あー、そこはあれじゃ。ポーション売って稼いどるぞ。日本円はそこから集めとる」

「は?!ポーション売ってるんか?!どこで?!」

「うるさい!頭に響くじゃろ……ポーションを作っとるヒトの会社があるじゃろ?ほら琴の印を掲げとるところ」


……琴のマークって言ったら『元禄薬品』かよ。

日本最大級の製薬工場を持つ大企業じゃないか!

日本のポーションの4割が元禄薬品製だよな。


:ここで元禄薬品が出てくるとか

:有名どころで草

:ヤバイ研究とかしてたり?

:薬手に入れて企業でダンジョン攻略してるとか?


「自分達で使う訳じゃないぞ。研究として使っとるみたいじゃな。やましいことには使っとらんことは白沢として、保証するぞ。しっかり金も貰っとるしな!」

「結局金かよ……保証って『白沢の千里眼』ってやつか?嘘を見抜くって」

「わしの前で嘘をついてもすぐばれる。その場でばれなくてもわしの薬でやましいことをすれば災厄がそいつを襲うだけじゃ」


……うわー、ランファの目が笑ってないよ。

多分何かあったりしたんだろうな。

そういう暗い話は聞きたくないのでスルースルー。





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