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第175話 探索

「ヒートブルにベビーデビルバード」

「フォーハンドベアとか初めて見ました……」

「博多ダンジョンで見たことがないモンスターですね……今まで気付かれてなかっただけかもしれないですけど」


池に向かって歩いているとモンスターの群れが襲ってきた。

ヒートブルは毛皮が燃えている牛。

自分の炎で肉が焼けてしまうので倒すときは火消しもかねて水魔法がおすすめ。

ベビーデビルバードは悪魔の角みたいに2本の曲がった角をもつ黒い鳥。

闇属性の魔法を使いながら幻覚を見せてくる厄介者。

フォーハンドベアは、その名の通り4つの手を持つ熊。

怪力で、自分と同じサイズの岩なら軽く30メートルぐらい投げてくる狂暴なモンスターだ。

他にも敵対モンスターじゃない草食系モンスターもいたので楽しくはあったよ。

ピースキャットは一番の癒しでした。

猫系は正義よ、うん。

尻尾がハートマークになってるし、つぶらな瞳で、見つめられるとなんでもしたくなるよ。

ゆりが持ち帰ろうとしてたのでしっかり離しました。

モンスター、持ち帰りダメ絶対。

何だかんだあって池まで着いたので回りを調査。

『迷宮掌握』で確認した感じ宝箱は3つ、ひとつは池の中にあるな。


「池の中にひとつありますね。これは俺がとってきた方がいいですね」

「池の中ですか。田島さん、泳げるんですか?」

「……泳ぎは苦手ですが、こうすれば早いですよ!」


俺はツイスターを池に向かって放つ。

この前マンティコアに放ったやつの2倍ぐらい力を込めて放ったけど、ギリギリ池の水全部抜けたな。

まぁ一旦上空に吹き飛ばしただけなのですぐに調査しないとね。


「……心配した自分が悪かったですね。池の回りは三人で探しておきますね」

「お願いしますー」


うん、あんじさんに引かれてしまった……

やりすぎはよくないね、うん。

俺は池の中に入っていった。

池の底はヘドロとか溜まってない、石と砂ばかりなのでまだ歩きやすい。

池の中央に向けて歩いていくと青い大きめの宝箱が。

大きさは軽自動車ぐらいか?

このサイズの宝箱は中々見ないな。

『巨人の拳』を使ってみたけどびくともしないし、これをそのまま池の外に持ち出すのは無理があるな。

とりあえず宝箱を開けて中身を確認しようかね。


「せーの、御開帳ー」


箱の中を覗いてみると茶色い布袋がひとつ入っていた。

箱の規模的にもう少し大きいやつが入ってると思ったけど拍子抜け。


布袋の中身も確認……


……って、これは!




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