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第148話 取材

「……マジでやるんか?」

「少しは有名人らしくしなさい!」


サオリンから頭をはたかれる。

食事会が終わって翌日、朝食会場に行ったらサオリンに捕まりました。

SSSランクの密着取材なのに取材してないのを上から怒られたって。

……知らんがなー

……俺関係ないがなー


「……マイクテストOK、じゃ取材始めるわよ」

「うぃー。このノリでいいん?」

「……全国ニュースに載るけどいい?」

「うっし!さぁ、しまっていこうか」

「……はぁ、それじゃ最初の挨拶から」


挨拶は大事だよね。

話の掴みだからね!


「どうもー、探索者やってる一般人、田島安来太ですー。今日はインタビューに拉致られましたー」

「ふざけるな!そのノリ分かるの地元のメンバーだけだから!」

「いって!台本投げるなよ!悪かったって」


ちゃんとやりますから!全く……


~~~~


「……はい、お疲れ様ー。とりあえずこれでオッケー」

「……質問内容が思ってたより普通だったな。好きな芸能人とか、尊敬する人とか」

「一応ギルドから指示があったからねー。突っ込んで質問して世紀の発見とかポロッと喋られても困るのよ」


なるほど、ギルドからの指示か。

けど、そんなに俺ヤバイことしてる?

たかだか深淵の2区にいって亜人の友人が多いぐらいですが?

あ、それがダメ?すみません……


「じゃ、ここからはオフレコの質問。個人的に知りたいことなんだけど」


サオリンから質問か、珍しい。


「おう、いいぞ。答えれるなら答えるぞ」

「じゃ……次に攻略予定のダンジョンは?」

「……攻略ってどのレベル?」

「モチ、ラスボス撃破、何ならその先でもいいいよ?」

「……あの話は秘密だろ。あれは他のダンジョンじゃ無理だぞ」

「分かってる分かってる。冗談よ。で、ダンジョン攻略予定とかあるの?」

「ないない。ダンジョン攻略よりも美味しいもん食べるのが人生楽しいよ」


ダンジョン攻略はダンジョン最深部にすむラスボスと呼ばれる巨大モンスターの討伐だ。

ラスボスを倒すと莫大な富とユニークスキルを貰えるので探索者が挑む理由になってる。

ダンジョンによっては下層、中層までしかないやつもあるのでラスボスまでは行きやすいところもある。

けど、ラスボスは総じて深層~深淵モンスターな上に、浅いダンジョンだと貰えるスキルがショボいらしい。

攻略すれば富、名声が得られるんだろうけど俺としては平和が一番ですよ。

深淵には今度潜りたいけど、まだまだ先だよ。


ちなみにサオリンと話していたあの話、本当に出したら世界がひっくり返るヤバイやつだ。

いつかは話すことになるんだろうけどね。

それは今じゃない。







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― 新着の感想 ―
やっぱりこのマウント女嫌いだわ
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