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第131話 vsダレティ 3

「マコーだけじゃないですからね『ダークジャグリング』!」


ピエロが黒い玉を投げつけてくる。

みるみるうちに数十もの玉が俺に襲いかかってきた。

一つ一つは小さいけど、当たると肉体ではなく精神にダメージが来るんだよな。

前戦った時は5個ぐらい飛ばしてきたな。

回避した後に殴って終わったんだけど、今回はそううまくはいかなそう。


「『ダークジャグリング』の制御にかまけて他の魔法を鍛えてなかったんですよね~。ただマコーの攻撃を避けながらコレを避けるのは不可能ですね~」


口調がもとに戻ってきてる。

ドヤ顔してるんだろうなー。


それじゃ、コイツに見せてない能力を使おう。


「そんなに言うなら俺も使うぞ『黒豹神の鏡』」


俺の回りに真っ黒な菱形の鏡が出現し、ピエロの『ダークジャグリング』を吸収した。


「は?!鏡!?何をする気ですか?」

「ついでに、ほれ」


俺は鏡をマコーに向ける。

マコーが飛び掛かるとヌルリと鏡の中に取り込まれた。

この鏡、『黒豹神の鏡』は友人の神から貰ったスキル。

あらゆるものを吸収し、取り込むことが出来るらしい。

一応取り込んだものを出すことも出来るらしいけど見るに耐えない状態になるらしい。


「さて、ピエロ。使い魔はいなくなったぞ」

「……この規格外が!」

「誉め言葉ありがとう、ってな」


ピエロの回りにどす黒い煙が湧いてくる。


「まだ回復しきってないから使いたくはなかった。だがそうもいってられませんからね」


煙が晴れて、そこに出てきたのは巨大なピエロの顔。

身体はないが口から赤い液体が滴っている。


「ククク、さて第二幕を、始めましょう」

「めんどくさいから早めに終わらせるぞ」


俺は鏡をピエロに投げつける。

菱形だから、手裏剣みたいにくるくる回るんだよな、これ。


「『ミラージュ』」


顔が二つに割れて、鏡を避ける。

割れた顔が再生して二つのにやけ顔がこっちを見てくる。


「効きませんよ、そんな攻撃。そろそろ腕がなくなる頃でしょう」


そういえばと、腕を見ると肘まで消えていた。



やっべ、気にしてなかった。

これは時間がないな……




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