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第127話 ギルドに連行

「英語はしゃべれるんでしたよね?初めまして。アメリカギルド本部のリリアと申します」

「田島です。初めまして」


ここは『ランダムラッシュ』の受付奥にある応接室。

ゴングさんとネクロさんは先に帰って俺だけつれてこられた。

部屋にはリリアさんと立川さん、男性が2人。

多分立川さんは飛んできたんだろうな。

……この話、怖いなー


「あまり雑談はしないタイプなのでサクッと聞かせてもらいます。あのピエロについてどこまで知ってますか?」


……やっぱりあのピエロかー


「どこまで、というと?」

「我らアメリカ、ラスベガスギルドではあのクリスタルタートルが出現してから監視していました。あれが出現して二年、最初は近付いた探索者が行方不明になるくらいで危険度も理解できない小物が増えたと思っていました」

「クリスタルタートルに食べられた、という扱いだったんですね」

「その通り。初めはクリスタルタートルから逃げ帰った探索者が知り合いのパーティに助けを求めたことから始まりました。参加したパーティはクリスタルタートルを調査に行きましたが特に成果はなく、戻る際に数人被害にあったと報告があるくらいでした」


助けを求めてチームで入り、助けれずに犠牲者が出てまた助けを求める流れか。

何だかんだ探索者って信頼あっての職業だからね。


「先月、フランスからSSSランクの探索者が来たときでした。助けを求めて戻ってきたものを見て『暗い気配がする、すぐに隔離すべき』と助言を頂いたのです」


フランスのSSSランクって確か『絶対聖女』の異名をもつ神聖魔法の使い手だったな。

確かに神聖魔法を使いこなせる人ならあのピエロの使い魔はヤバイ奴って感じ取れるよね。


「隔離後、ギルドで保管していた聖水をありったけ投入し何とか暗い気配を取り除くことが出来ました。ギルド、いえアメリカとして国際ギルドに報告し討伐依頼を出す予定でした。そこで貴方がダンジョンに入った。しかもクリスタルタートルの中にいた怪物の知り合いな上に暗い気配の原因をあっという間に取り除いた。これで呼び出さない理由がありますか?」



……すみません、ありません。

俺、またやっちゃいました?


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