表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

127/391

第124話 ダレティ・デュレス・リスティク

ダレティ・デュレス・リスティク―ピエロ

こいつとあったのは8年前のフラッと深淵にいった時に2区で遭遇した。


そもそも深淵はダンジョンというよりは異世界だ。

深淵1区はでっかいジャングルがある島だったから気づかなかったけど、2区で入った途端にコイツに絡まれて初めて異世界に来たって知ったんだよね。

そうそうしゃべり方が気に入らなくてワンパンでぶっとばして首だけの状態で色々聞き出したんだ。

深淵2区の間生首の印象しかなかったから忘れてたんだ……


「いや~ここはとても居心地がよかったですよ。生き物の欲望がとても濃い。妬み、嫉妬、願望、色欲……ありとあらゆる欲が満ちている。ワタシの治療にはもってこいの場所でしたよ」


オーバーリアクションでしゃべるピエロ。

このしゃべり方が気に入らないから途中でぶっとばして生首だけにしたんだった。

懐かしいねー、またぶっとばしてやろうかな。

俺が拳に力を込めようとしたらピエロが察したようで慌て出した。


「今戦う意思はありませんよ!さっきも話した通り今は治療中の身なので。以前の力までも回復してませんし」

「前までの力だったら戦うって?」

「……無理でしょ。8年も時間がたってるんですよ?前の2、3倍の強さを持ってないと返り討ちですよ?」

「分かってるじゃん。人は成長するからね」

「アナタはヒトとしてカウントするにはいささか規格外すぎやしませんかね?今まで相手した異世界人の中でもバケモノに近いですよ」


失敬な、これでも二児のパパですし。


「とりあえずここで戦いませんよ。そこの2人相手なら余裕でしょうけどアナタがいるなら尚更イヤです」

「……そう言われるとカチンと来るけど、本当だよな」

「うん……クリーチャーズ全員揃っても相手に出来るか」


ゴングさん、ネクロさんも相手のヤバさが分かるみたいでよかった。

ワンパン出来るとはいえピエロの能力ってヤバイんだよねー……

思い出したけど、すげーめんどくさいんだよねー……








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ