表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

119/391

第116話 え?レッドカーペット?

翌朝、時差ボケの影響もなくいつもの時間にスッと起きれました。

俺の身体すげー、絶対朝起きれないと思ったよ。

けど、仕事がない日に、5時半起床は何かもったいないよね。


起きたものは仕方ないので寝間着から私服に着替えて朝食に。

朝食はパンにコーヒー、とても優雅だ。

雰囲気的にはバクハさんがベストマッチな感じ。

コーヒーもいいやつっぽいけど、俺猫舌なので違いが分かりません……

苦ければいいのよ苦ければ。

朝食を食べ終わった頃、立川さんが朝食を食べに来た。


「おはようございます。早いですね」

「おはようございます。完全に職業病ですねー。どんなところでもキッカリ5時半に起きちゃうようで」

「……お疲れ様です」


立川さんはこの後ネオンロードさんたちと一緒にオークション会場の『ゴールドバック・オーシャンズ・ホテル』に移動、セレモニーに参加するそう。

『ゴールドバック・オーシャンズ・ホテル』って映画の舞台にもなったりする超有名ホテルじゃん。

有名な授賞式の会場としても有名だし、伝説のレッドカーペットがあるホテルだよね。

明日そこに行くのかー……胃薬持っていった方がいいかな?


「ちなみに俺はオークションが始まった辺りでホテルに行けばいいんですか?」

「いえ、オークション開始前に参加者はレッドカーペットを歩くことになるので、心の準備だけはしておいてくださいね。そのための衣装も準備してますからよろしくお願いします」

「……マジですか」

「マジです。各国のSSランク以上の方のお披露目の場でもあるので日本代表として頑張ってください」

「そこをどうにか……」

「出来ません。堂々と歩いてください」

「……善処します」


これは胃腸が死ぬ未来が見える……

吐き気と腹痛でオークション中にトイレに籠ることになりそう。

……よし、明日のためにダンジョンに潜ってエリクサー集めてこよう。

あれならストレスにも効くはずだ!

エリクサーを求めてダンジョンに!と立川さんに言ったら頭を抱えられました。

流石に盛り過ぎました。


「とりあえず胃薬がてらポーション取ってきます。『ランダムラッシュ』に潜りますね」

「……ストレスには中級でも十分効くので。エリクサー何て持ってきたらオークションが壊れます!」

「……自重しまーす」

「あと通訳とかつけますか?というより田島さん英語出来ます?」

「あー、お願いしてもいいですか?喋れはするんですけど読めなくて」

「……それはどういう?読み書きはできるものだと」

「ほら配信で話してたでしょ?共通言語魔法。あれで会話なら何とかなります」


共通言語魔法、あれ日本語から英語にすぐ変換してくれるんだよね。

読み書きの方も魔法があるらしいけどまだ使えないんだよねー。

その話をしたらまた立川さんが頭を抱えてしまった。

え?地上で魔法は使えないはず?

ほら、便利魔法は使ってなんぼですし……

俺、魔力だけは自信があるから……





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ