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第111話 同級生との再会

記者会見の会場から羽田空港に行く前にちょっと昼休憩。

東京のランチって高いんだよなー

すぐにアメリカに行くし、手元の現金はもうドルに変えちゃったし、Payの残高も忍びないし……




「……すみません。SSSランクの田島さんですか?」

「え?はい、田島ですけど……」


ネオンロードさんや立川さんは他の用事で移動してしまったので廊下で悩んでいると後ろから声をかけられた。

振り返るとロングヘアーの女性がたっていた。

腕の腕章をみる限りテレビ局の記者の方だ。


「もしかしてもしかして、中学の時に修学旅行先で八ツ橋100個大食いしてバスでダウンしたあーさんですか?」

「チョコ味の八ツ橋なら無限に食えると思ったんよ。最後にハッカ味が来てお腹がビックリして大変だったわー……ってなぜその黒歴史を!」


食べ放題って言われたからね。

腹一杯食べてやろうと全力を出した結果、無事黒歴史になった事件だ。

ハッカ味の八ツ橋も好きだよ。

大学の旅行で食べてはまってしまった。


「やっぱり!あーさんじゃん!お久しぶりー、覚えてる?」

「……あ、サオリンか!」

「覚えてくれてた!そそ!北中の白岳さおり!」


思い出した。

地元の有名和菓子店『白岳屋』の3兄弟の長女で同級生のサオリンだ。

実家は一番上の兄貴が継いだので東京の大学に進学してそのまま就職したんだったか。

そういえば、この前の同窓会の時にどっかのテレビ局に入社が決まったとか言ってたっけ。


「懐かしいじゃーん。同窓会以来だから5年ぶり?」

「そだねー、それぐらいかな。熊本で突然SSSランクが出たって聞いて、名字が田島でしょ?もしかしたら、と思って来てみたの。元気そうでなにより」

「まさか万年Eランクだと思ってたんだけどな。今じゃ配信者としてもソコソコになったで」

「聞いてる聞いてる。しかもチャンネル名『あーさんのダンジョン飯配信』って。あーさんって呼んでるの中学のメンバーだけじゃん」


確かにー。

そういえば高校も大学も名字呼びばっかりで本当に仲がいいやつだけがあーさんって呼んでたわ。

リスナーもおっさん呼びだしね。


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― 新着の感想 ―
そういやチャンネル名にダンジョン飯配信って掲げときながらバズってから飯食ってねーなw
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