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悪夢と現実の境界線  作者: 鬱疲労
3/3

不思議な夢

 真っ暗闇の中で男の声が頭に響く。


 「また⬛︎◼️だ。◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️…」


 男の声にノイズの様なものが掛かり脳が理解してくれない。


 聡は声を上げようとするも口が動かない、口だけではなく全身が金縛りにあったように動かせない。


 なんとか動こうと足掻いていると、遠くで何かが光ったのが見え全身の金縛りが僅かだか溶けた。


 聡は困惑しながら光の方向へ向かうが意識が朦朧とする。 光は段々と強くなるがそれと反比例し意識が薄れていき、またノイズ塗れの声が脳内に響く。


 「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️…」


 なにを言っているか分からない。


 聡は限界を迎え、意識を手放した。














 水滴が顔に落ちたのを感じて意識を取り戻す。


 草の匂いと土の匂いが微かに感じられ、自分が外にいることを理解して慌てて飛び起きる。


 聡は周りを見回すと木造の小屋の中にいた。


 屋根からは雨漏り、壁にはバスの時刻表が貼ってありここがバス停の小屋だと理解して困惑した。


 「なんだこれ…? 車の中にいたのに…」


 非現実的な状況に聡はパニック寸前の状況に陥るが、慌ててバスの時刻表を見て自分の居場所を確認する。


 井川村分校前


 それ以外の文字は文字化けや掠れて読み取る事が出来ない。


 「取り敢えずスマホで場所を確認するか」


 ズボンのポケットに手を入れスマホを探すが見当たらず、サイフとスマホが無い事に絶望して泣きそうになる。


 「おぉ〜い そこの兄ちゃんなにしてる?」


 自転車に乗っている初老のおじさんに声をかけられて驚く聡だったが、同時にその身なりから警察官だと一目で判断でき安堵する。

 

 


 


 



 


 


 



 


 

 

 


 

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