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花に惑いて虫を食い  作者: モトオ


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22/37

【ウジムシの挽歌】・2


 夜毎、違う男の腕に抱かれて眠るのが娼婦というもの。

 しかし今日の仕事は家主のお達しで日が落ちる前に終わった。

 なんでも「幽霊が出るから早く帰ってきなさい」とのこと。

 まったく、相も変わらず妙な男である。弥太郎のよく分からない応対に、紅葉は呆れとも諦めともつかない微妙な心境だった。 


「そう言えば、知ってる? 最近花座横丁では“幽霊兵士”が出るって話」


 安ホテルでの情事の後、脱いだ服を再び着直していると、客がそんな話を振ってきた。

 複数の客が口にする辺り、件の噂は結構広く流布されているらしい。


「その噂、近頃はよく聞きます」

「ちなみに君は幽霊、信じる派? 信じない派?」


 客の物言いが軽いのは、所詮適当に振った雑難の一つに過ぎないから。

 紅葉にとっても件の噂はその程度のもの。

 これだけ噂が流れている以上、夜中に徘徊する何者かはいるのかもしれない。ただ十中八九、見間違いか不審者だろう。

 正直なところ、彼女は幽霊をあまり信じていない。

 幽霊兵士を、ではなく。死者が霊魂となって現世に留まるなど有り得ないと考えていた。


「あまり、信じてはいません」

「ちなみに、理由はあるの?」

「だってもしも幽霊なんていたら、今頃日本中が幽霊だらけじゃないですか」


 先の戦争では人が死に過ぎた。

 爆撃で、餓死で、戦地で、街中で。無念のうちに死んだ者なんて数えきれないほどいる。

 だからきっと、幽霊はいない。

 もしも本当にそんなものがいるとしたら、男も女も老いも若きも、みんながみんな化けて出てくると筈じゃないか。


「ははっ、それはそうだ。まあ、そもそも、今時幽霊なんてばからしい話だけど」


 客の方も“信じていない派”らしく、怪異なぞ子供騙しの創作だと笑い飛ばす。

 それが普通の反応だと紅葉も思う。

 けれど蓼虫の女衒は意外にも幽霊を信じているようで。

 あの男はどんな風に考えているのだろうか。ほんの少しだけ、気になりもした。




 ◆




 鮮やかで重苦しい星空の下。

 そっと抜ける涼風は、微かに秋の穏やかさを帯びている。

 盛夏の頃に比べれば夜も随分と落ち着いたが、しかしまだまだ過ごしやすいとは言い難い。横丁に溜まった空気は暑いよりも生温く、肺に詰まって息苦しくなってしまう。

“おあつらえ向きだ”と弥太郎は口の端を吊り上げた。

 その方がぞくりと凍る背筋も際立ってくれる。暑すぎるより寒すぎるより、怪談話を語るには生温い夜がいい。


「りる、眠くないか?」

「は、い。大丈夫、です」

「そか。悪いな、付き合わせて」


 日付が変わる時間は大幅に過ぎた。

 丑三つ時もとっくに越えて、あやかしと出会うには時刻も季節も外している。

 そういう頃合にこそ“幽霊兵士”は現れるという。

 だから申し訳ないとは思いつつも、りるにも付き合ってもらった。只人の弥太郎よりは、理外を見通す彼女の目の方がたぶん役に立つ。

 もしも幽霊が死者の魂なら。

 きっとそこには、心がある筈だ。


「しっかし、なかなか出ねぇな」


 そんな訳で二人して花座横丁を適当にぶらつき、あちらこちらと行ったり来たり。

 生憎あやかしとは一度もすれ違うことはなく、先程から単なる散歩になってしまっている。

 出なけりゃ出ないで『なんもありませんでした』と不良警官に報告すればいいだけ。別に困りはしないのだが、気合を入れてきたのに収穫なしというのはあんまり嬉しくないオチだ。


「できりゃ幽霊でも不審者でもいいから、ぱっと出てきて終わりにしたいもんだ」

「怖く、ないの、ですか?」

「殺されるってんならともかく、今回は簡単に逃げられるって話だしなぁ」


 その正体がどうあれ、実害がないなら特に問題はない。

 だいたい幽霊を怖いと思ったこと自体がないし、今回の件でも抱く感想など『面倒な仕事を押し付けられた』くらいだ。


「幽霊は、怖くない。では、弥太郎さんは、なにを、怖いと、思いますか?」

「俺? 俺ぁ、やっぱ食うモンがないのは怖いと思うね」

「……?」


 どうにもぴんと来ないようで不思議そうに首傾げ。

 まあ、飢えた記憶のないお嬢さんなら、そういう反応も仕方ない。別にひがむつもりもなく、むしろ弥太郎は微笑ましい心持ですらある。

 でも怖い。

 弥太郎にとっては食うものも食えない状況というのが、幽霊より不審者より、空襲なんかよりもよっぽど怖かった。


「だがまあ、今は女攫ってくりゃいい金になるからな。以前と違って楽にはなったよ」


 もっとも農村に住んでいた頃とは違い、ここではメシも菓子も、酒だって好き放題。 

 懐にも精神的にも余裕があるおかげで、昔と比べて随分と丸くなった自覚があった。

 偶に胸元で“なにか”がざわめくけれど、花座での生活はそこそこに満たされている。


「それを幸せと……あなたは、呼ばないの、ですね」


 りるは抑揚なく表情も変えず、なんでもない雑談の調子を維持したまま言った。

 悪気なんてまるでなかったのだろう。ただ満たされた日々を“楽”と表現したことに、少しの疑問を覚えただけ。その程度の呟きだった。


「俺は、才能がなかったからなぁ」

「才能、ですか?」

「ああ。幸せになれるって、本当は才能なんだ。貧乏でも独りでも、どんな状況でだって前を向ける奴はいるからな」


 それを痛いと感じるような初心な時分はとうに過ぎた。

 つまり歳をとったのだ。だから顔を顰めたり取り乱したりせず、穏やかにこの少女の頭を撫でやれた。


「だから才能のないヤツは、努力しなきゃいけない。だが俺は怠けモンでよ。それも出来なかったから、今は楽でも幸せとはちょいと違うか」

「よく、分かり、ません」

「俺みたいにはなるなって話さね。努力しないでいると、こういうクズになるぜ、ってよ」


 おどけてみせても、りるはあまり納得していない様子だ。

 たいそう不思議なことに、彼女は『価値のない自分に値段を付けてくれた』と蓼虫の女衒にえらく感謝をしている。

 そのせいか、そもそもクズ呼ばわり自体が飲み込めていない。

 有難いような、気恥ずかしいような。もしくは、居た堪れないような。

 複雑な心境から弥太郎は目線を逸らし、


 がたんっ、と。


 その瞬間、近く遠く、大きな物音が響いた。

 

「りる」

「は、い」


 そこで話は途切れ、弥太郎の目付きが鋭くなる。

 りるの手を取り、物音がした方へ注意深く歩みを進めていく。

 花座横丁は大通りを外れると、曲がりくねった見通しの悪い路地が増える。戦後に区画整理をしっかりせず、めいめい勝手に家を建ててしまったせいだ。

 そいつも花座の魅力の一つだが今は厄介。急に“なにか”が飛び出してきても反応できるよう、ゆっくり慎重に路地の奥へ。


「よう、お前さん、なんか感じるか?」

「私は、別に、霊感がある訳では、ありませんよ?」

「だよなぁ」


 ちょっとしたやりとりに肩の力が抜ける。

 しかし怖くはないと言っても警戒は必要だ。

 最低でも、りるを確実に逃がせるよう。一歩一歩地面を踏みしめ角の向こうに聞き耳立てて。


 今度は、声が聞こえた。

 男の。掠れたような、零れたような。


 こいつは、当たりか?

 弥太郎は逸る気持ちを押さえ、曲がり角から少しだけ顔を出し、先の様子を確認する。


 どきりと心臓が跳ねた。 


 路地に、ひっそりと佇む人影があった。

 手には細長い獲物。それを見るとほぼ同時に、りるを下がらせた。声を出さず「もしもの時は逃げろ」と口の動きで伝える。

 彼女はちゃんと理解したらしい。こくりと頷きで返してくれた。

 ならば、と後一歩を踏み込む。

 そうすれば夏の夜空の下、星明りに照らされて影の姿が露わとなる。


「…………は?」


 ただ残念なことに、そいつは軍服など着ていなかった。

 握り締めた獲物も軍刀ではなく、単なる鉄パイプ。

 面立ちはこけた頬と無精ひげの、暗がりでも判別がつくくらい見慣れたもの。


「おい、マサ坊。なにやってんだ」


 路地の奥でゆらりと立つ影の正体は、貧乏アパートに住む無職の青年、正義だった。




 ◆




 瞬く星々、ごちゃごちゃの路地、抜けた先には見知った無職。

 怪談話に入り込んだつもりが、辿り着いたのはご近所さんのところ。肩透かしにもほどがある。


「りる、出てきていいぞ」

「大丈夫、ですか?」

「おう。無害そうで無愛想な無職がいただけだ」


 緊張の糸が途切れて溜息一つ。

 てこてこ歩くりるが傍らに来るのを待ち、改めて正義に向き直る。


「で、なにやってんだ不審者。鉄パイプ持って深夜徘徊なんざいい御趣味じゃねえか」

「……それは」


 聞いてはみたが素直に話す筈もなく、せいぜい「お前には関係ないだろう」と拒絶されるのがオチだと思っていた。

 けれど正義は一瞬戸惑い、それでもやはりなにも言えずにいる。

 本当なら「まあ、事情はそれぞれだわな」と見逃してやりたいが、今回ばかりはそうもいかない。

 夜間に出歩くのはともかく、鉄パイプ片手はちと物騒。

 彼は定職にこそ就いていないが良識のある青年だ。だからこそ、その振る舞いの意味をここで問い質しておきたかった。


「答えなかったら、どうする?」

「どうもしねえよ。話す話さないもお前さんに任せる。口を噤むってんなら、俺がその程度の男ってだけだ」


“話さないのは、そんだけ俺がどうでもいいからだろう?”

 暗に匂わせれば、ぐっ、と息を飲んだのが分かった。

 まじめな正義にはこういう言い回しの方がよく利く。今迄散々飯を奢ってやったのが功を奏したようで、しばらくの空白の後、俯きながら諦めたように言葉を落とす。


「幽霊兵士を、探しに来たんだ」


 意外と言えば意外な答えだった。

 興味本位で怪談話に首を突っ込むヤツではなく、弥太郎が幽霊兵士を追っていると知りながら声もかけず。

 鉄パイプは護身用? 

 せっかく答えてくれたはいいが、今一つしっくりとこない。


「済まない。それ以上は、聞かないでくれ」


 しかし次の問いは封じられた。

 拒絶ではなく懇願。あまりに真摯で、今にも泣きそうだから、弥太郎は何も言えなくなった。

 呼び止めることも出来ず、ふらふらとした頼りない足取りで路地から去る正義の背を見送る。 


「……弥太郎、さん」


 くいと袖口を引っ張られた。

 そちらを見ればりると目が合い、だから弥太郎は首を横に振る。

 この娘が何を言おうとしているのか分かったし、なにを言うのかも知っていた。

 虫篭の集落、コオイムシの屋敷で聞いた話は忘れていない。


『そういえば先程、胸元にうじが付いていると言われた』


 ぐじゅるぐじゅる、と。

 聞こえない筈の音に耳を傾ける。

 腐った心に虫が集るというのなら。

 きっと正義の胸には、大量の蛆がわいている。




 ◆




 路地裏で正義と別れた後は自宅へ戻り、とにもかくにもまずは眠った。

 布団に潜り込めたのは朝も近い時間で、一寝入りのつもりが目覚める頃にはお天道様もお空の真上。紅葉もとっくのとうに起きており、ちょうど仕事へ出かけるところだった。


「ああ、起きたのかい。私はもう仕事行くから」

「おぉ、いてらぁー」


 重い体を引き摺りつつ玄関で見送りはしたが、昼まで寝こけて女だけ働かせて、物の見事にダメ人間である。

 もっとも結構な頻度で似たような真似をやらかしている為、今更反省もない。それどころか、りるもまだ夢の中だしもっかい寝るか、なんて考えるくらいだ。


「……って、そうもいかんわなぁ」


 けれど脳裏に昨夜の正義が過り、一瞬で眠気が覚めてしまった

 こんな頭で寝直すのも微妙。りるの昼飯を作り置いてから、書置きでもして出かけよう……と考えてそれも改める。

“起きたら誰もいませんでした2は虫篭のお姫様にゃちと酷だろう。

 我ながら甘いと思いつつも、弥太郎はりるが起きるまで待つことにした。


「……で、だ。今からナカゴ屋に行くんだが、お前さんはどうする?」

「それ、は。幽霊兵士に、関わること、ですか?」

「一応な」

「なら、ついて、いきたい、です」


 二人で朝昼兼用の軽い食事をとりつつ、今日の予定を伝えれば、どうやらりるもついてくるようだ。

 幽霊兵士を理由にするのは、案外と気になっているのか。それとも弥太郎を気遣って?

 どちらでもあるような、どちらでもないような。こういう時、この娘は非常に読み難い。

 とはいえナカゴ屋の主、藤吉ふじよしにはまだ面を通していなかったし、ついでと言ってはなんだが良い機会かもしれない。


「んじゃ、いくとしますか」


 食事の後片付けもそこそこに、弥太郎らは再び花座横丁へ出かけた。

 目的地は小さな一軒家を改造した娼館、ナカゴ屋。

 主を務める藤吉は、弥太郎が玉ノ井のストリップ劇場で裏方をしていて頃の先輩で、歳は向こうが随分と上ながら今も親しくさせてもらっている友人である。

 しかし女衒としては、あまり商売での繋がりはない。

 例外は紗子と、あと一人二人卸したくらいか。文書処理を頼まれることはあっても、“蓼虫の弥太”が扱う女は大抵キワモノで、ナカゴ屋の色とは合わないのだ。


「よう、邪魔するぜ」

「おや、弥太郎さん。……それに、その子は?」

「直接会うのは初めてだったかな? りるってんだ」

「ああ、例の。紗子からも聞いているよ」


 りると共に訪ねたナカゴ屋は壁が薄く、玄関に入れば女の嬌声とすえた匂いが漂う。

 もっとも今更それを気にするほど初心でもなく、弥太郎も藤吉もにこやかに挨拶を交わす。

 幼い容姿のりるは少し場違いにも思えるが、意外と平気なようで表情は然程変わっておらず、ぺこりと丁寧にお辞儀をしていた。


「はじめ、まして。りる、と申します」

「ああ、初めまして。僕は藤吉といって、娼館ナカゴ屋の経営者だ。弥太郎さんとは古くからの友人なんだ」


 職業を置いておけば藤吉は穏やかな老紳士である。

 いずれを考えると、この人との面識はあった方がいい。当たりは柔らかいが意外としたたかで、いろいろと頼りになるのだ。


「藤吉さんは、俺にとっちゃ先輩でもあってな。昔も今もお世話になってるし、頼りにもしている」

「はは、弥太郎さんは買いかぶり過ぎていると思うけどね」

「いやいや、というか今日も頼りにきたといいますか」

「へえ? 込み入った話なら、部屋の方に行こうか」


 さすがに話が早い。二人は案内されるまま廊下の奥へと向かう。

 藤吉の私室は大きな本棚と、そこに入り切らず山と積まれた書籍の数々で埋め尽くされている。割に汚い印象がないのは、きっちり整然と書物を置いているからだろう。

 それにしても相変わらず物凄い量だ。

 知識が深いだけでなくそもそも勤勉なこの友人らしい部屋だ。弥太郎も折を見て勉強はしているが、暇な時間を読書で過ごすようなマジメさは持ち合わせていなかった。


「すごい、です」


 初めて入るりるも大層驚き、あまりの本の数に圧倒されている。

 表情の方は相変わらず大きく変化しないが、きょろきょろと見回しているところを見るに、結構興味はあるらしい。


「昔から本の虫でね。小説から専門書から、なんでも読むんだ。そのくせ捨てられないせいで、どんどん溜まっていくばかりだよ」

「だな。ってか藤吉さん、いくらなんでも、そろそろ減らした方がいいんじゃねえか?」

「うーん、そうだね。僕もそう思ってはいるんだが」


 それでも捨てられないのが本好きのサガというか。

 困ったように唸り、頭を悩ませて、ようやく何か思いついたのか頷き一つ。


「そうだ、なら弥太郎さん、りるさんも。何冊か持って行かないか? それなら捨てるよりは気分よく数を減らせる」


 捨てるでは譲る、が選べる限り最大の妥協だった様子。

 これでも藤吉にとってはかなりの進歩だった。 


「俺はタダで貰えるんなら何でも貰うけど、いいのか?」

「勿論。人間、一冊の本に救われることもある。僕の譲った本が何かのきっかけにでもなれば、本好きとしてはこの上なく嬉しいね」

「本に、救われる、ですか?」

「ああ、かく言う僕もそういう一人だ。一冊の本に支えられて、ここまで来た」


 その言葉は以前にも聞いた。

 たった一冊の本に救われたから、僕は本が好きで、敬意をもって接するようにしている、とかなんとか。

 まあ出会いが運命を変える、なんてザラにある。

 相手が人でも本でも、与える影響に大した違いはないだろう。


「と、済まないね。脱線してしまった」

「いやいや、貰えるならありがたいんで、そっちの話もまた今度したいね。ただちょっと、相談事があってよ」

「相談事?」


 ただ読書は秋の風物詩。

 まだギリギリ夏だから、怪談話の方を優先したい。


「ああ。幽霊兵士と、融通利かない坊やについて、ちょっとな」






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