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十月二十二日土曜日

 十七時十三分、星辰さくら台発。十八時、庚午城西詰着。残業を命じられ、いつもより遅い時間の列車に乗ったら、ミンソも同じ車両に乗っていた。向こうも、教授会が長引いてしまったのだとか。

 教授会で、どんな話し合いをしてるのかと思ったら、学生を講義に出席させるには、どういう成績制度にすべきかということについて話し合ってるのだという。

 登録学生数は二桁なのだが、試験前にしか出現しない幽霊学生ばかりで、誰もいない講義室も珍しくなく、教務部からの指摘に頭を抱えている同僚がいるという話を聞かされ、かつての幽霊学生その一として、何だか申し訳ない気持ちになってしまった。

 また、女子学生は顔の好みで受講先を決めると言っても過言ではないらしく、どれだけ為になる講義をしても、少しも学生が集まらない同僚もいるそうだ。かの清少納言も、顔が美形なら説法を聴く気になると書き記してるらしい。ただしイケメンに限る、は平安時代からだったようだ。


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