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高校生悩みます。1

1週間前のボクはまだ純粋に高校生というザ青春の貴重な時間を楽しんでいた。

だが、3年生になり、進路、進路、進路。

先生も親も口が開けば進路のことばかり。

ボクだって必死に考えているのだが、いっこうにやりたいことが見つからない。

スポーツは中の下、かといって頭がいいわけでもない。

口癖は明日になればできる。

古典的なダメな奴だよ、ボクは…。

そんなことを考えていると数学の授業が終わっていた。

結構な内容をしてたはずなのにボクのノートのページは白く綺麗だった。

多分テストの問題の5割以上はある内容だ。

それを全く書いていないのだ。

普通の人なら落ち込むだろう。

だが、ボクはいつものことなので落ち込むことはない。

いや、むしろ真剣に考えている時ボクはこんなに集中するんだなっと関心すらしている。

だが、ボクは頭がいい方ではない、むしろ少し悪い。

そんなやつがテストの5割以上を占めるだろう内容を書いていないのだ。

ボク赤点とります!と公言しているようなものだ。

仕方ない幼なじみの晃に写させてもらおう。

「晃、いつも悪…」

「はい、数学のノート」

ボクが要点を言い始める前に晃は数学のノートを貸してくれた。

コイツはエスパーか?エスパーなのか?

ま、いつも大体貸してもらうのでわかるのだろう。

「いつも悪いな、考え事してたら授業終わってて…」

貸してもらうときはいつも申し訳ない気持ちになるのだが、晃はいつも笑って貸してくれる。

「そんな集中力あるなら授業に集中して欲しいもんだよ!」

ごもっともです。



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