第肆話『初戦闘』
高宮秀作です!
第肆話投下です。
体調があまり優れない・・・。
まぁ、兎に角、
第肆話、どうぞ!
私は地を駆ける。悲鳴のした方向へ。
見ればまさに大きなモンスターが少女へ向けて拳を振り下ろそうとしていた。
拙いッ!?
私は更に速度を上げて地を駆る。
「間に合えぇぇぇぇッッ!!」
私は左腰に下げてある赤い柄の方の黒刀を、抜きざまに少女へと攻撃しようとするモンスターのお腹を切り裂いた。
「グガァァァァァ!!」
とりあえずモンスターを退けた後、
「大丈夫?」
私は少女へ声を掛けた。
「は・・・はい・・・。」
その子が頷いたのを見たとき、彼女の様子をみて少し疑問に感じた。
もしかして・・・。
「グォォォァァァァァ!!」
兎に角、私は目の前の敵を倒すことを意識する。
そのモンスターに目を向けると・・・
「え?」
無機質な目を向けられた。
まるで、意思が宿ってない。
・・・もしかしたら・・・
データリングワールド・・・?
0と1の2進数で作られた世界に、私は今いるの?
「成る程・・・道理で少し現実味がない訳ね。」
この世界の森は少し角張っていて、硬質だった。
と、思考はここまでにして、私は奴を睨みつける。
見た目は・・・あまり宜しくない見た目をしている。
ランデスト・グロッグは此方の出方をうかがっている。
最初に動いたのは私たった。
少し遅れて奴も駆け出す。
拳と黒刀が交錯する。一瞬の眩い光。
それがはれたとき、私達は同時に止まる。
変化は直ぐに訪れた。
「グギャァァァァ!?」
ランデスト・グロッグが膝をつく。
光が、失うものの代わりとして吹き出す。
奴は左手に無数の切り傷を残していた。
だが、少なからず私の方も無傷ではなかった。
「あーあ・・・何気に気に入ってたのに・・・。」
私の巫女服は大きく裂けていた。
交錯した際に右腕の追撃を紙一重でかわしたせいである。
切り裂かれた服を見て悲しげな声をだす。
本当に気に入ってたのだ。動きやすいからね。
「貴方って・・・人を怒らせるのが得意なのね・・・。」
木鬼の長を睨みつけて私は呟く。
「私を怒らせた。それは重罪よ?」
私はもう一つ、青い柄の黒刀を抜く。さしずめ、二刀流というところか。
ここまで使わなかった、一本目と同じく真黒の刀身をしたその刀を左手に握って、構える。
私はそれぞれの刀に気を込める。
赤柄の方は刀身に赤い紋様が現れて赤いオーラがゆれる。
青柄の方は刀身に青い紋様が現れて青いオーラがゆれる。
私の目もそれに対応して右目が赫く染まり、左目が蒼く輝く。
「さぁ・・・」
死合しよーか。
人はそれを八つ当たりと呼ぶ。
高宮秀作(以下:高)「・・・ストックがなくなってきてる・・・」
金ケ崎葵(以下:葵)「サボってるからでしょ?」
高「いや、そーゆー訳じゃないんだけどさ・・・」
葵「じゃあなによ?」
高「全然思い浮かばないんだよ・・・」
はい、高宮秀作です。
ストックが全然進まない・・・。
早くもっと強くしなくちゃいけないのに・・・。
ていうわけで、また次回、お楽しみに!
早いうちにだします・・・(汗)