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双刀斬姫のグレイヴロード【現在改稿作業中】  作者: 高宮秀作
第三章(コラボ+α) 別世界と交易と・・・それとクエスト攻略!?
41/44

EP10

大変長らくお待たせしました・・・

時間が押してるので今日はこの辺で失礼します。

では、どうぞ!

(水無月先生、提案ありがとうございました!!)

葵Side


「間に合った・・・!」


レイの後を追って早数分、なんとか瀕死状態のレイと合流出来た。


「・・・アオイ・・・さん・・・!」


レイの体はボロボロ、HPも数ドットを残しているだけだった。


「・・・こんな無茶して・・・」


「・・・私・・・足手纏いで・・・それが嫌で・・・!」


レイは涙を流し、訴えた。

あのときのことか・・・

私が手も足も出ずに負けた相手。

ランがその身を悪魔に堕としてまで手に入れた力で、倒した相手。


銀水晶(ミスリル)巨人(ゴーレム)最終個体(ファイナルナンバー)

 

私はレイにポーションを渡して、手を差し出す。

 

「立てるよね」

 

「・・・はい!」

 

合流した時のアレで何体かは倒せたけどまだ三体残ってる。

 

「私が壁役をするからレイは隙を見て仕留めて」

 

「でもアギストレングス型のアオイさんに壁役は・・・」

 

「・・・大丈夫、こう見えて装備は頑丈だから」

 

「ふふ、なら絶対勝てますね。生きて帰りましょう。帰ってランさんのお見舞い行きます」

 

「手土産はミスリル鉱石かな」

 

私は黒刀を抜き放つ。


ちょっとの間耐えてよね。

 

ゴーレムの腕が突き出される。

 

それを黒刀の表面で滑らせて回避する。


そこにすかさずレイの短剣が繰り出される。


怯んだ所にカウンターで刀身を打ち付ける。


左から来た振り下ろしをいなしてカウンターを叩き込む。

 

そこで場所を交代(スイッチ)する。

スキル発動の準備を整えたレイが赤刃を幾度も繰り出す。

 

命の限界を迎えたゴーレムはポリゴンとなって碎け散る。

 

私はその間に真ん中のゴーレムの胸に焔を纏った黒刀を突き刺した。

 

ゴーレムのHPは一瞬で尽きて砕け散った。

 

「アオイさん!」

 

真ん中に集中したせいで右のゴーレムが両腕を振り上げたのに気付けなかった。

 

咄嗟に左腕で庇ってしまった。

左腕は肩から綺麗に取れて、地面と巨腕でプレスされて砕け散った。

 

「あたたた、また義手作ってもらわないと・・・」

 

私は右手だけで黒刀を振ってゴーレムの左手と右手を半ばで切断する。

 

「あとよろしく!」

 

私はバックステップを踏んで急速に下がる

 

短剣を空色に輝かせたレイとすれ違った。


その後は言うまでもない。

空色の斬撃が幾度となくゴーレムを切り裂き、技が終了するより早くゴーレムを死に絶えた。

 

レイのレベルが54に上がったのは喜ばしいことだ。


私に新たな二つ名が付いたのはそうでもなかったりする。

 

その名も「高速ロードローラー」

目の前の敵を無差別に轢き倒して、走り抜けたのがいけなかったらしい。

正直なところ迷惑だ。

 

やはりランの意識が戻ったのが一番喜ばしいことだと思う。

 

あのあと、私とレイは寄り道せずに町まで戻った。

 

そしてレイの宣言通りにランの病室を訪れた。

 

そしたら病室に看護師さんと医師の方が来ていて、事情を聞いてみると意識は戻ってるらしい。

 

だが、悪魔の力を上手く抑え込むことが出来ずに暴走と沈静化を繰り返しているらしい。

暴走を続けると体に負担が掛かりすぎて体が崩壊してしまうらしい。 

 

暴走したらすぐに薬で眠らせて力を抑え込む事で対処しているが、そんな方法が長続きはしないと思っている。


その前に治療法を見つけたいが前例がないから打つ手がなしって感じ。

 

この際だからケイとかカイトとかに聞いて見ようかとも思ったが、神が人に干渉することはあまり良しとされていないのも事実だからまだ聞いていない。

 

頼れそうな伝は殆ど使った。

 

が、やはり前例は見当たらないそうだ。


時折、悪魔落ちの文献は出てくるが、どの文献に置いても患者は強大な力に耐えきれずに悶え苦しんだ末に死んだと書かれていた。

 

・・・一体・・・どうすれば・・・


考えても考えても・・・時間は無情に走り去っていった・・・


そんな中、奇跡的にランの意識が回復したとの知らせを受けたときは真っ先にすっ飛んでいったのは内緒。

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