第壹話『転生です。落下中』
俺、もとい私は黒い筒みたいな穴のなかを落ちていた。
しかし・・・
「・・・いつまで落ちるの・・・?」
すでに10分近く落ちてる気がする。そろそろ出口が見えてくる頃合いなんだけど・・・。
そう思った矢先。
「あ、あれかな?」
視界の先、限りなく黒い視界のなかに、一つの白い点が出来た。
その点は徐々に徐々に、広がってゆく。
それに近づくにつれてそれは明確に見えるようになった。
人が一人通れる位の穴。その穴に私は真っ直ぐ突っ込んでいく。
次の瞬間、目の前が真っ白に染められた。
光が収まり、目を開けるとそこには、巨大な緑の大地と水平線近くに見える海、透き通る様な青い色をした空があった。
「キレイ・・・。」
私はその景色に思わず見とれてしまった。
この時私は失念していた。私が今現在も落下中だと言うことを。
「・・・あ・・・ッ!?」
気づいた時は既に遅かった。
私はあえなく地面と大激突を果たした。
この日、この惑星、『エヴェルガルド』で、大きな持揺れが起こったとか。
高宮秀作です!
遂に第一章スタートです。
なのに転生の途中からって・・・しかも主人公を地面に激突させちゃいました・・・。
名前、まだ出してないです・・・。激突させたお詫びで、次回だします。
では、今回はこれくらいで、また次回。
恐らく直ぐに出せると思います。
2016.02.09.惑星の名前を変更しました。