閑話其ノ弐 フロア進みます。
新羅の幻塔第一フロア
「うらぁ!」
「てやぁ!」
「そりゃぁ!」
ここでは、モンスターにとっては・・・絶望的な光景が広がっていた。
少女三人の周りに魔物の屍が・・・。
死屍累々としているそのエリアは、最早モンスター等という存在など居ないかのような状態に陥っていた。
「ふぅ、こんなものかな。」
そういう少女は、刀を腰に二本差している、長髪ロリ、金ヶ崎葵。
葵「作者、後でしばく!」
秀作「ホントの事言ってナニがわるいのさー?」
葵「ホントにしばくよ?」
秀作「すいませんした・・・。」
「そうね、そのくらいでいいんじゃない?」
その隣にいる、葵と同じくらいの背丈の女の子はクランディスト・ランフォート。
実は彼女、領主の妹であったりするのだが、彼女は葵には話していない。
作者「よく考えたらこの設定初めて出したかも。」
「えっと・・・狩りすぎだと思うのは私だけ・・・?」
更にランフォートの反対側にはこれまた同じような背丈の少女、レイラッタ=エルディス・ゼレルトルス。
この辺りでは珍しい超級鍛治士である。
作者「あれ?この設定も初めてじゃね?」
さて、先程も記述した通り、このダンジョンの付近は、この三人によって狩り尽くされてしまっていた。
「ふぅ、ここまで狩ればいいかなー。」
葵は手に持った鎌(これは前作った黒鎌だ)を肩に担ぎならがら言う。
返り血が服全体についているのでなかなかにスリラーである。
「もう、葵さん、少しは残してくださいよぉ・・・。」
そう言うランフォートも返り血塗れである。
得物は短剣。
とは言え、長さは50cmは有る。
「・・・私いらなかったんじゃ・・・。」
こう言ったのはレイラッタ。
前記二人のせいで返り血は少なめだ。
彼女の得物はとにかく大きなハンマーである。
柄の長さは2m、塊の部分は直径70cmもある、もう重さなんて考えたくもないおおきさである。
「はぁ・・・とりあえずこれで第二フロアにいけるわね。」
葵は鎌に着いた血を振り払いながら二カッと笑う。
その顔は同性でもドキッとするような笑みだった。
顔が血で塗れていなければ・・・だが・・・。
「・・・ホント・・・私って・・・。」
・・・なんだかレイが・・・自虐キャラに・・・。
「なにこのカオス・・・。」
ランの呟きは虚空に飲まれて消えていった。
新羅の幻塔 第二フロア
ここはまたまた二人の無双でスルー。
第三フロア
少し広い部屋に出た。
「・・・中ボス部屋かな?」
レイが呟いた。
すると
『オォォォォォォォォォン!』
奥から咆哮が響いてきた。
「・・・くるわ!」
ドンドンドンドンと、重低音を響かせながら出てきたのは・・・。
「グォォォォォォォォン!」
このフロアの中ボス・・・。
「・・・カラカトル・レイカーズ・・・。」
目の前の魔物は、獰猛そうな笑みを浮かべた。
遅くなりましたァ!
すみません・・・体調不良のせいで20日間も開けてしまいました・・・。
水無月蒼次先生にも迷惑をおかけいたしました・・・。
閑話ですが、すこし休憩をします。
本編進めなきゃいけないので(苦笑)
でわ、また次回!




