第弐拾話『弌江派の動向と葵の寝顔』
「状況はどうだ?」
闇の塔、暗闇に渦巻く部屋の中で数人の男が会談していた。
「だめだ。神界を攻めたが被害甚大、千残派は未だ健在。」
「こっちもだめだ。空間を開こうとすると鍵守が邪魔してくる。」
「くそっ!どうすりゃいいんだ・・・!」
口々に悪態を吐く駄神達。
「静かに。№1様がいらっしゃる前だぞ。」
一人がピシャリと言い放つと、周りはしんと静まり返った。
「さて、次の作戦を建てようじゃないか。」
№1と呼ばれた男がそう言うと目を光らせた。
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「ふぁぁ・・・。」
神界へいって神になってから数日、葵はギルド二階の窓際にある席に座っていた。
「どうしたんですか?そんな大きな欠伸・・・。」
「ふぇ・・・あんまし寝付けてなくて・・・。」
問いかけてきたのはレイラッタだった。
葵はそのといに適当に返すと、机の上につっつぷしてしまった。
その光景を見てレイラッタは微笑む。
そこに、一つの足音が近づいてきた。
「あ、ランさん。こっちです!」
その人物は、
「あ、そこね。今行くよ。」
ランフォート武具店を経営している店長、ランフォート。
「ふぁぁ・・・。」
葵はまた欠伸をかくと、そのままぐーすかと寝てしまった。
「あら、ねちゃったの?」
「ふふふ。可愛いですね、ランさん。」
少し微笑んだような寝顔に、ふたりは癒された。
その顔はまるで天使のような、時々口をもごもごさせるあたり、普段の葵からは想像がつかない行動なので、更に和む。
「・・・あれ・・・なんだか私まで・・・眠くなってきたわ・・・。」
「わ・・・私もれす・・・。」
そしてその寝顔には催眠効果でもあるのか、見ている人間を否応なしに眠りに引き込む。
レイはすでに呂律が回っていない。
「うふふ。そうね、私達も、ポカポカして寝ましょうか。」
「はいれす!」
呂律の廻らないレイと共にランも机に突っ伏す。
「気持ちい・・・。」
「幸せェ・・・。」
そしてその2人も眠りに落ちた。
3人か目覚めたのはギルドの閉まる十分前、8時50分だった。
すみませんーまた今回もみじかめです。
葵「最近私の扱いが酷い気がする。」
秀作「気のせいです。」
ケイ「あら、そうかしら?そんなふうには見えないわよ?」
秀作「貴女はちょっと黙っててください。話が拗れます。」
レイ「ふぁぁ・・・おはよーございますぅ・・・。」
葵「あれ!?レイって夜には起きてたわよね!?」
秀作「ここは後書きだ。時系列など関係ない!」
葵「うわぁ・・・満面のドヤ顔で言われたら腹立つわね。」
秀作「それよりもどうよ、女の子の体は(意味深ではない)。」
葵「・・・まぁまぁね。」
レイ「アオイさん、気に入ってるようですよ?」
葵「ち、ちょっと、レイ!」
ラン「そうね。結構気に入ってるんじゃない?」
葵「もう!ランまで・・・。」
ケイ「当たり前よ。私が用意したんだから。」
葵「あうあう・・・。」orz
秀作「・・・まぁ、なんだ。頑張れ。」
葵「作者のせいでしょぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・・・ッ!」
感想が来なくても頑張ります。
あ、伏線張らなくちゃ・・・。




