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双刀斬姫のグレイヴロード【現在改稿作業中】  作者: 高宮秀作
第二章 極夜神属弌江派とか言う奴らが来るそうな。
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第拾漆話『ランフォート武具店の訪問者』


さて、そろそろこちらの人達にも目を向けてあげよう。


ベイグル第7番地、ランフォート武具店。

その店は今日も繁盛していた。


「はい、オーダーメイドの細剣(レイピア)ですね?強度は・・・はい、わかりました。では、二日後にお越しください。ありがとうございました。」


電話の受話器を置くと少女、ランフォートは顔を上げて、


「レイ!注文よ!細剣一振り、力に一、素早さニ、頑丈さ五!」


と、先程の注文を店の奥に伝える。


「了解!」


奥からくぐもった声が聞こえてきて、すぐさま作業が開始されたのか、鎚を打つ音が武具店に響き渡る。

その時、


カランカラン


「あ、いらっしゃいませー!」


女の人が来店したので、ランが出迎える。


「なにかお探しですか?」


その・・・猫耳を付けた女の人は何かを探すようにキョロキョロと店内を見渡して・・・


「あ、あの・・・刀って無いか・・・ですか?」


と、どういう訳か、男口調を無理やり直したような話し方でランに聞いた。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇





「今はこのムラクモとマサムネですかね・・・オーダーメイドも可能ですが?」


そう言ってランが持ってきたのは比較的安物な刀、ムラクモとマサムネ。

こよ二つは量産型で、世界に何十本と存在する。


「うーん・・・イマイチだなぁ・・・。」


その女性プレイヤーは首をかしげながら振るも、どうもしっくりこないらしい。


「・・・オーダーメイドで頼めます?」


ついに諦めたのか、オーダーメイドを頼み出した。


「はい。どのような武器で?」


ランは注文を聞く。

このとき、しっかり聞かないと、たまに無茶な注文をする人がいて大変なのだ。


「えっと・・・少し長めの・・・大刀を・・・。」


「わかりました。長さを明示してください。」


「あ、はい・・・」


その女性プレイヤー曰く、長さは150cm前後、重めの野太刀がいいとの事。


「わかりました。では、二日後にお越しください。その日にお渡しいたします。」


「はい、わかっ・・・りました。」


なんだか口調のおかしなその女性プレイヤーは出ていこうとする。


「あ!お名前だけ教えてください!」


「へ?あ、うん。お・・・私は雲竜寺 霞です。」


その女性プレイヤーは雲竜寺と名乗った。


「雲竜寺さんですね?わかりました。では、二日後にご連絡致します。」


その後、雲竜寺は店から出ていった。






「・・・なんか不思議な人だったなぁ・・・。」


ランの呟きは誰にも聞かれることなく消えていった。








終わった・・・


最近課題やらなんやらでてんてこ舞いの高宮秀作です・・・。

あと、体調が崩れやすくて・・・腹痛い・・・。


今回新たなキャラクターが登場しました。

雲竜寺霞さん・・・は実はウインド関連のキャラです・・・。

どうやら伏線の様なので・・・僕も詳しくは知らないですが・・・。


では、本日はこのあたりで。

また次回お会いしましょう!

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