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双刀斬姫のグレイヴロード【現在改稿作業中】  作者: 高宮秀作
第二章 極夜神属弌江派とか言う奴らが来るそうな。
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第拾肆話『とりあえず攻略。』

ケイがレンの所に手紙を届けている頃、神界、異世界管轄本部、白滝の間にて・・・。


「ふー・・・とりあえずこの書類はここでいいんだよな。」


カイトはいつもしない書類仕事をしていた。

ちょうどケイと入れ違いに帰ってきたカイトは、これでも一応極夜神属魂魄管理局副局長なのだ。ケイのいない日はコイツが書類仕事をしている。


「あ、セラさん、これを第二技術室のベーラ・ドールに渡して。新兵器の設計図ね。」


「わかりました、副局長。」


セラと呼ばれた彼女はそそくさと白滝の間を後にする。


「後は・・・午後から会議か。確か今日は極夜神様もいらっしゃるんだよな。戦闘部隊省、技術開発局、観察局、処理局、行政局、商業局、農業庁、気象管理局、魂魄管理局の合同会議だな。弌江派の邪魔がなければいいんだが・・・。」


カイトは今日の予定をチェックする。

・・・何度も言うが、こいつはいつも仕事をしない奴である。

それがこの仕事っぷり。

何故仕事をしないのか逆に問いたくなる。


「副局長!大変です!」


そこにケイさんの部下、須賀雷人が駆け込んできた。


「どうした?」


「はぁ・・・はぁ・・・弌江派の連中が・・・攻め込んできましたァ!」


「なんだと!?」


この知らせは・・・最悪の事態の幕開けだった・・・。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



一方、アオイはランフォート武具店で義手を手に入れていた。


「はい、これがシャドメリック・クリスタルをつかった義手よ。」


「ありがとう。」


アオイは早速義手を取り付ける。

ここでは義手を付けるのも装備扱いになる。

といっても、武器ではなく服装扱いだが。


「これで不自由が無くなるよ・・・。」


アオイは義手を開いたり閉じたりして、感覚を整える。


「ちょっと遅い気がするけど大丈夫かな。ありがとね。」


最後にギュッと握ってからランフォート武具店を出る。

空は青く澄んでいる。

うん、とりあえずギルド行ってみようかな。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「では、気を付けてくださいね。」


ギルドの受付娘に見送られて転移台に乗る。


「海の洞窟へ!」


転移した先は海の洞窟。

水浸しの洞窟で、所々ある陸地もしめっていて、滑りやすく、それでいてモンスターもなかなか強力なやつが多い。

モンスターのレベルは大体35~45。

フロアは7層。

安全マージンはレベル55といったところか。


「よし、クエスト開始!」


アオイはどんどん突き進んでいく。

と、モンスターが水の中から出現した。

見た目はなんだか猪っぽい。

あれ?猪って水に潜ったっけ?

とにかくカーソルをそいつに向けて名前を確認する。


「・・・シー・ドルト・ファング?」


海の猪?そのまんまな気もしなくも無い。

あれ?海の猪だとシーファングか?

どっちでもいいや。今は目の前のシー・ドルト・ファングをやっつける事に集中しよう。














「グボヒィィィィィィィィィィ!!」


シー・ドルト・ファングが断末魔の声を上げて・・・


ブッシャァァァァァ!


血を撒き散らして砕け散った。

・・・ほんとなんで血だけリアルなんですかねぇ!?

しかも体が爆散したら血が弾けるってどーゆーこと!?


「・・・また返り血を浴びちゃったなぁ・・・。」


今回は真っ白な巫女服だったんだけど・・・真っ赤っ赤になっちゃった・・・。


「はぁ・・・幸先がこれとか・・・もしかして私って不幸なのかな・・・。」


アオイは呟くが・・・勿論答える人などここにはいない。




アオイは6層までノンストップで潜っていった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




7層、ボス部屋前。


「・・・来ちゃった・・・ボス部屋・・・。」


アオイの目の前には水没した洞窟には似合わない鈍重な扉がどっしりと居を構えていた(この表現でいいかな?)。


「・・・よし、頑張ろう。」


ゆっくりと・・・扉を押し開く。

ギギギギギっと、鋼鉄製の扉が軋みながら開くその先には、周りが水で囲まれた、闘技場の様な円形の舞台があったり、そこに向けて真っ直ぐ伸びている通路の両サイドには、灯火台が左右対称に3対、並んでいた。


ボボッ!


その3対の灯火台に火が灯る。

蒼い、禍々しい炎。

その炎が、奥に向かって灯る。

最奥に居たのは・・・




「グォォォォォォォォォォォォ!」




なにやら・・・いや、巨大な・・・魔人?

見た目・・・牛っぽい。もしかしてミノタウロス?


そんななかボスと目が合い、HPバーと名前が出現する。


『Rapird road of fantom.』


ラピルドロードオブファントム。

HPバーは五本。

総HP量は14575。

武器はその巨体に見合う大きさの大剣。


「・・・殺るか・・・。」


アオイは刀を引き抜きファントムへ斬りかかった。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






神界、異世界管轄本部敷地、城門前。


ここは既に乱戦の地と化していた。


「死ねやゴルァ!」


弌江派の神たちが千残派の神たちを蹴散らしていた。


「くっ・・・!強すぎる・・・なぜだ!」


「くはっ!技術力が違うんだよォ!」


千残派の神たちは数々の兵器に歯が立たなかった。

弌江派(やつら)は大砲を30門揃え、軽機関銃も数多揃えた。

戦況は、千残派の不利にあった。が・・・


「すまない!遅くなった!」


澄んだ声が響き渡り、二つの勢力の間に砂煙が立ち上がる。


「ま、まさか!」


砂煙が晴れるとそこにはカイトが・・・長刀・・・というか野太刀を持って立ちはだかっていた。


「さぁ、反撃のお時間だぜ馬鹿共(ヒッピーズ)!」



秀作「はいはーい!秀作でーす!」


葵「同じくアオイでーす!」


秀作「今回は時間が無いので手短に。小説が行き詰まりそうです」


葵「なんでやねん!」


秀作「まぁ問題ないですが。では、今回はここら辺で。水無月蒼次先生!遅れてすみませんでした!」


葵「また次回!」


秀作、葵「「お楽しみに!」」


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